2024年04月19日

【ピアノ】カーオーディオはピアノが難しい

昔から、カーオーディオで難しいと言われる楽器があります。

それは、ピアノと男性ボーカルです。昔から皆さん難しいと言われたり、悩んでいると言われたりします。

なぜなのか

ピアノは非常にアタックの音が強く、しかもオーディオ勢が思うよりも低い音の再生力が問われるからです。録音もピアノは難しいんですよ。
ピアノのレコーディングの様子を見ると、

あぁ、難しい楽器なんだなぁ

とわかるはずです。


でカーオーディオというのは基本的にセパレート2wayが現実的です。
ツイーターというのはとてもサイズが小さく、こんなに小さなものからピアノのダイナミックさは再生されるわけが無いのは誰でも想像ができます。考える必要もないほど明らかです。

そんなことを言い出したらサブウーファーをもってしてもサイズ的に無理では?と言うかもしれません。でも実際はそうではありません。

ドアに付けるような、6.5インチや5インチのスピーカーをしっかりと鳴らし、それにツイーターを合わせていくようなやり方で、ツイーター優位ではないシステムを組むことでピアノも男性ボーカルもきちんと鳴るようになります。

ピアノの音域やボーカルの音域については検索してください。

ほとんどドアスピーカーの帯域です。
倍音等でさらに高い音域の音もたくさん含まれ、それが音色を構成しますので高い音域は重要です。

しかし、基音が鳴らないのに倍音も無いというわけで、まずは基音を鳴らすためにドアスピーカーをしっかりと組み付けることが大切です。

私としては、デッドニング等をちゃんとすることが大切であると思うし、でないと強い打鍵のピアノでドアがビビるので音量が出せないと思うし、ある程度の音量が出せないとピアノみたいなダイナミックレンジの広い楽器は再生できない

最近のカーオーディオの空気録音は、私も時代に乗ってたくさんやっていますがAGCという機能がフル活用されたような音が多いです。
AGCというのは、オートゲインコントロールという機能の略で、自動的にマイクゲインを上げたり下げたり、入ってきた音に対してリニアに録音レベルを操作するものです。
できる限り音量が整うように録音しています。これでは、パッと聞いた感じで明瞭なサウンドに聞こえやすいし、それをさらにヘッドフォンとかで聴くのが普通と思いますので


「他人の空気録音だとなんか良いのに、私の車ではなんだか小さな音が小さいなぁ」
「音が小さいところにあわせたら、大きなところでうるさいなぁ」


みたいになります。私は小さな音がきちんと聞き取れて、そのギャップとして大きな音がきちんと大きな音として再生される、ダイナミックレンジの広いカーオーディオが良いと思いますので、本気でカーオーディオをやるなら静かな車両が良いとかんがえていますし、前も何回か書いていますが静かなタイヤとか選ぶと良いですよ、みたいなことも重要に思います。


ピアノみたいな楽器は、プロでもレコーディングは難しい物として取り扱うかと思います。
ましてカーオーディオの空気録音みたいなもんで、我々のような録音の素人が民生用の機材で録った音なんてリファレンスにはなりません。



で、何の話かよくわからなくなりましたが、

・ピアノはとてもダイナミックレンジの広い楽器です。
・うるさいくらいのでかい音も、超繊細な音も
・非常に強いアタックの音も

容赦がありません。ツイーターや、1khz下限みたいなスコーカーでは鳴らそうと考えるべきではなく、鳴らそうとすると急にカーオーディオが難しい物として、苦行が始まります。

ドアが肝心です。ドアがしっかりと鳴るように仕上げることが、難しいと言われるピアノや男性ボーカルを簡単に再生する方法です。

でもそれだと、前方定位できないという方は多いですが、ドアがしっかりと鳴ればツイーターのクロスオーバーを低く設定しなくとも前方定位はできます。

ツイーターのクロスオーバーを低い周波数にして、スロープも緩くしている設計のスピーカーは多いです。
そして、ツイーターがデカいと売れにくいのでサイズはどうにか小さく作ったみたいな2wayスピーカーはたくさんあります。

そういうスピーカーを上手に鳴らすことができる方もいれば、できない方もいます。7割位の人はできないんじゃないかと、私の肌感覚で思います。結構難しいからです。

よく売れている、一般的にお小遣いでやるカーオーディオとしては「奮発した!」という感じの2wayスピーカーでめちゃくちゃこのブログに検索流入があります。主に、ツイーターがうるさいとか、耳が痛いとか、男性ボーカルとか、そういう関連ワードです。


私も、多くのお客様のお悩みも実際に聞いてきました。実際にピアノが歪んでいるお客様も多く居ました。

ドアスピーカーにきちんとピアノや男性ボーカルの仕事をさせたほうが良いと思います。ツイーター優位ではなかなか、カーオーディオが難しく感じられるかもしれません。

ドアスピーカーの作業はウンチクやテクニックも必要ですが、ある程度の水準までは
「とにかく強い土台と、重いドアを作る」
「それにより、どんなに鳴らしてもびくともしないドアを作る」
こういった筋肉系の、ガテン系の作業でイケるもんです。難しいかな?プロテイン食べて筋トレするみたいな、やりゃあ誰でもできる話と思うんです。難しくない


楽して痩せたい、みたいなことをやろうとするといつまでも痩せないですが、カーオーディオのピアノや男性ボーカルはそういうのと似ているかもしれません。強いドアを作ってドアをビシバシ鳴らすことができたら簡単になりますよ
  

Posted by 車音人 at 13:39

2024年04月09日

広いバッフル面は正義

カーオーディオでは、バッフル面という概念はあまり語られません。
語られませんが、お店によっては非常に重視しています。とても大切と私は思っています。

例えばラゲッジにサブウーファーを設置する場合、ラゲッジはフラットな面になっていて、サブウーファーの振動板がラゲッジの表と同じ高さに位置しているインストールがあります。これはコンペで勝つ車両です。
バッフルの面がフラットであることは非常に重要です。

サブウーファーがフラットなバッフル面に、反転して付いているインストールも同じ概念で、優れたインストールと言えます。

音というのは空気を伝って広がっていき、広がっていく過程では色んなところにぶつかって跳ね返って、振動板が発した空気の振動と反射波がお互いに影響を与え合います。
また、音楽を再生する振動板から発せられた音というのは一律の音では無く様々な周波数の音の集合体です。

直進しようとする音もあれば、ゆるふわくるくると、広がろうとする音もあります。このへんはググってください。

で、バッフル面よりも後ろに面となるようなところがあったりするとそこに音が回って跳ね返って、カーオーディオ好きが大好きな位相という概念なんかクソ喰らえといった感じで、位相の合わない音が好き放題に響きまわります。

パイオニアなんかがサブウーファーを床に向けて、ダウンファイアとかいう方式をやったりして他のメーカーが真似したりしなかったりしていますが、理にかなっています。
フラットな面に最初から音をぶつけてしまって、それをリスナーが聴くことで、設置環境の要らぬ音の干渉による影響を減らそうぜ、そんな意味と思います。


私は、このブログの初期の頃にはツイーターなんか耳に向けたらダメよと言っていました。

カーオーディオのツイーターというのは
1.低クロス化され、
2.ミッドよりも耳に近い位置で鳴らされ、
3.なおかつアッテネーターを入れない限り多くはツイーターが優位になりやすい

というものです。多くの2wayスピーカーで、ツイーター側に抵抗を入れたクロスオーバーが付属しています。また、その抵抗はスイッチで調整できるようになっています。
これは、ツイーターが鳴り過ぎるからです。

で、そんな感じの環境下でツイーターは広いバッフル面に設置されることはほぼありえません。


私はいつも、ツイーターやスコーカーはなるべく耳から遠くの位置に設置をしてほしいことをこのブログでずっと書いていますが、それは耳から近いところでたくさん音を鳴らした場合には、
1.音がキツくなるし、
2.直接音以外のファクターによる影響を強く受け過ぎるようになる
3.耳から遠く離してしまえば、自ずとスピーカーの設置されるところと車室の壁となるガラスや樹脂と振動板の距離が近くなる


から、音が調整しやすくなるからです。

MHワゴンRの時代のスズキの純正ツイーターの車両は、純正でも割と聴ける軽、コンパクトカーと言われていましたがそういうことなんだと思います。

で、トヨタなんかはずっと昔から純正ツイーターはコーン型が多くて、コーン型のツイーターはドーム型よりも低クロスしやすくてなおかつダッシュボードの奥に設置されています。ドアは低域モリモリの、モッサリしてはいるけどなんかノリノリになりやすい音になっています。レクサスも同様です。金持ちの中でも、音楽を趣味とする人以外は文句を言わないくらいにはなっています。
同窓会で会った友人は、「カラオケみたいで楽しい」と言っていました。音楽を趣味としない方にとっては、一番身近に音楽を大きな音で鳴らして聴くのはカラオケなのでしょう。カラオケボックスは基本的にビートがしっかりなっていて、ボーカルは歌う人次第といった感じの音です。全体の音量も中にいる人次第です。でも基本的にビートはしっかり効いている。トヨタの車は大体こんな感じではありませんか

ホンダはいつもツイーターを平たい面に置こうとしないですが、ドアがしっかり上まで鳴らしているのでうまいことちょうどよくなっています。ホンダはドーム型ツイーターが好きです。


何の話かわからなくなってきましたが、スピーカーを設置する面というのは広い平面が正義です。
鳴らす周波数帯が低ければ低いほど、バッフル面は広く平面であることが大切です。


勝つ車両はみんな、そこらへんを重視した設置がされています。
ミッドレンジとツイーターも必ず近いです。

電気的に位相をいじくるのがヘリックスとかのDSPでいつの世もどこの地でも流行りますが、電気的にいじれることなんて僅かです。設置である程度決めとかないとどうにもならないし、位相角までいじれるようなDSPなんか無かった頃にもカーオーディオは良い音が鳴っていました。なんならパッシブクロスとアンプのゲイン以外には、スピーカーの設置後にいじれるファクターは存在しないような環境の頃も、カーオーディオは良い音が鳴っていたはずです。そして、現代のハイエンドに近いか同じくらいの音を鳴らしていた層も存在している


広いバッフル面が良いんだ、という話から位相角やDSPとかクロスオーバーとかの話にまで発展して収集がつかなくなるくらい、カーオーディオは奥が深いということだけが伝われば十分です。何の機材を使ってみても、設置で大体決まるぜ  

Posted by 車音人 at 16:56

2024年04月05日

【ワイヤリング】シンプルにまとめる方法

カーオーディオのシステムが巨大になればなるほど、配線類は増えていき、電源線は太くなり、見た感じの美しさ、実用上のスッキリとしたワイヤリングからは離れて行きがちです。

音質向上を目的として機材を増やしていくのに、ワイヤリングが原因でノイズが回ったり音質が劣化してしまうようなことがあってはなりません。

そこで、スッキリとした配線の仕上げをするためにどうするとよいのか考えてみましょう。


まず、取っつきやすいように電源線と信号線とスピーカー線という風にざっくり分けて考えてみましょう。

できる限り電源線はバッテリーから引いていた方向と同じ向きにアンプへ接続します。
ボンネットにバッテリーがあれば、通常は車体の長さ方向に引いてくるでしょうから、その向きで機材に接続できるようにします。
横に引き回したりしないことが大切です。ディストリビューションブロックやキャパシタ等のものを置く場合も、電源線が車体の幅方向に向かないような設置をなるべく心がけます。

次に、信号線については電源線と平行にならないような向きで接続できるように機材を並べようとします。

上記のように電源線を車体の長さ方向に引き回したら、信号線は車体の幅方向に引くというようなことです。そして信号線は短く仕上げましょう。
このようにしておくだけでも、かなりスッキリとした配線になります。電源は縦、信号は横、と秩序のある配線が出来上がります。

スピーカー線は、恐らくは多くの場合で車体の長さ方向に引くしかないと思いますので、なるべくスピーカーの近くまで車体の長さ方向に引いて、そこから左右に振り分けるような形で配線すると良いのではないでしょうか。

配線の繋ぎ方で、機材の並べ方を決めるとシンプルなワイヤリングができます。

機材のロゴを全部整列させたい
とか、そういうことをしようとすると途端に配線はごちゃごちゃとし始めます。
ロゴの向きが必ずしも機材の端子の向きに最適化されている訳ではなくて、また違う機材を組み合わせて組むのが普通ですから、ロゴの向きとかでアンプボードのデザインを決めようとすると配線はごちゃることになりやすいです。


ロゴの向きなんてどうでも良くて、シンプルにまとまっていて、不必要に余っているケーブルが無く、スッキリとしたボードがカッコよいという層も多いですし、何よりも実用的です。わかりやすいです。

この記事では取っつきやすいように電源線と信号線とスピーカー線の3つで分けて考えてみたら?ということを書きましたが、皆様のそれぞれの取っつきやすい分け方で、「どのようにしてまとめるのがシンプルで実用的で音質にもよいか」という観点でお考えになって、良い仕上げができたら良いですね。

ゴチャゴチャするのは全部隠してしまえ!というのも、安全な配線が確保されていればアリなことと思いますが、どうせ魅せる設置をしたがるのがカーオーディオ好きというものかもしれませんので、機材の配置にはこだわってみてはいかがでしょうか。  

Posted by 車音人 at 23:36

2024年03月28日

【方法】調整機能が少ない環境でやれること

カーオーディオを組むうえでは、ある程度の電気的な調整が大切!というのが現代では常識でありスタンダードです。私も、きちんとした使い方によって調整をするのは有用なものと思いますし、ハイレベルなシステムを組もうとしたら流石に何の調整も無しに整うとは考えることはできません。

しかしながら、本格的な機材を導入したりしないし、ちょっとカーオーディオを試してみたい、そんな方々にとって


タイムアライメント?は?
クロスオーバー?それは食えるのか?

という感じと思います。別にそこらへんに詳しくならなくても音楽は楽しむことができますし、多くの方はそこらへんに手を付けないで音楽を作ったりしています。カーオーディオ特有の話題であることは知っておいていいことですし、

タイムアライメントとかクロスオーバーとかやらん層がどんどんカーオーディオで音楽を聴きまくる土壌を作ることが大切です。そんなムズイことはカーオーディオでやらんでいいです。
オーディオ屋は、

「やれ!」って言いますが、それは機材を売りたいから言っているだけであり、本音では別にやらんでもカーオーディオ楽しむ方法あるよって思ってますよ。
もちろん、カーオーディオにガチで取り組みたいなら上記のことはちゃんとやった方が現代では良いし、やりつくすと「やってよかった」と全員思うと思っています。でもいきなり、車でもっと良い音で音楽聴きたいな!て方にまで暑苦しく
「カーオーディオにはあれもこれもどれも必ず必要だよ」というのはさすがに、
今晩飯どう?

でいいのに、
今晩飯いったらお酒も飲みに行って、その後ホテル行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!鼻息が荒い!


と誘うような、飯だけなら行ったかもしれないのに飯のフラグもへし折るような感じなんじゃないか



で、カーオーディオで今よりも良い音鳴らしたいなー、と漠然と考えている時に気軽にやれるのはスピーカーの交換ですが

はじめてのスピーカーの交換の時は、セパレートタイプの2wayスピーカーを今はお勧めしたいです。コアキシャルスピーカーはそのあとで良いかもしれないと今は思っています。コアキシャルこそ至高という方もいますが、結構いろいろやってきた方に多いと思うし、とっかかりでコアキシャルスピーカーではちょっと、「うーん」と思ってしまうのではないか。いろいろわかってきて、点音源の良さみたいなことを味わえばいいと思います。

で、セパレートタイプのスピーカーを導入するとどうしてもツイーターが鳴る量が多いので高域が元気よく鳴るオーディオになり、ちょっと大きめの音にすると耳が痛いとか、高域が耳に刺さるとか、ボーカルのサ行がキツいとか、そういう風になりがちです。
楽器が鳴っていないとか、ボーカルの芯が無いとか、そういう風に言う方もいます。

で、私は頭が悪いですから
で、
で、
で、
です。

という文体でものを書きますが

で、高域がキツイとか思っても純正のデッキとかディスプレイオーディオとかカーナビとかではたいてい、

Low
Mid
High

みたいなどの周波数が中心周波数なのかすら不明な3バンドイコライザでどうにかしなくちゃいけませんよね。ムズ過ぎるだろ

なかには
Low
High
の謎2バンドイコライザの機材もあります。


そういう感じの調整機能が少ない環境でやれることと言えば、


ツイーターの設置の位置や角度で高域のキツイ感じをどうにかして、
中低域のことはデッドニングとかでうまい事やる
ちょっと気合があれば3way化しちゃう
ということです。今のようにヘッドユニットやDSPが優れていないころはこういうことでいろいろとやっていたし、
こういうことに真剣に取り組める層が現代のヘッドユニットやDSPを使うとマジで不要すぎる機能がありあまる状態になっていると感じるはずです。

パッシブクロスオーバーをいじるとかも気合が入っていればやった方がいいですが、やっぱそれも、「ホテル行こう」に聞こえます。パッシブクロスオーバーとかいきなり、だれもやらんだろ
やるヤツは自ずからやるのです。人から言われてやるもんじゃない

多くの方がツイーターはダッシュボードの上か、ミラー裏かに設置すると思います。

もしくは、こんな感じのヤツを最初から選んで純正位置に埋めるかもしれません。

これ
https://amzn.to/4cJATey
これは割と理にかなった造りになっていて、私はこれが合う車にお乗りで、初めてのスピーカー交換の方にはお勧めしています。
純正デザインで行きたい方にもいいですよね。値段が安過ぎている


そうではないタイプの、置いて設置するタイプのツイーターは、

設置の向きとか耳からの距離とかである程度どうにかしていくことが可能です。

先に申したとおりに、一般的にセパレート2wayのタイプのスピーカーを単に導入しただけでは高域が元気になりがちです。特にツイーターを目線の高さに設置した場合には顕著に、音量を少し大きめにしたくらいから耳に痛くなってきやすくなります。

で、この耳に痛くなってくる帯域を

・電気的に削れば?
・クロスオーバーを改善すれば?

とか、そういうことは
はじめてスピーカーを替える方々
や、
純正のヘッドユニットをお使いの方々
または、
昔ながらの名機
をお使いの方にはムズいのです。大変なのです。

では、設置の環境でどうにかなりませんかということですが、


ツイーターの向きを耳から少しずつ外していく
ツイーターを耳からどんどん離していく

このような、単純過ぎる、バカバカしいようにも見えることでも
高域はマイルドになります。
高域といのは、周波数の高い音のことをいいます。
周波数が高い音は広がりを持つ感じではなく、直進しようとする性質があります。
なので、耳から角度を外すことでマイルドになっていきます。
で、距離も耳から離していくことで音のエネルギーは耳に届く分が小さくなることでマイルドになります。

こういうことをコツコツやると、電気的な調整機能が少ない環境でもできることがあることに気が付きます。

もうどうにも耳から離しきれないし、角度を回すといっても限度ある!というくらい高域がキツいスピーカーもあると思います。
あると思うのは、
そういうスピーカーの型番と、高域がキツいという組み合わせでこのブログに流入してきている方がかなり居るからです。また、私もそういう製品も含めていろんな製品は実際に触ってきています。


角度とか距離でどうにもならんよ!高音がうるさい

という場合にはドアスピーカーの鳴りを豊かにできるか試すことができ、

それは多くの車ではデッドニングの手前というか、デッドニングと言う人もいるかもしれない作業になりますが

ドアスピーカーを取り付けた鉄板に空いている無数の大きな穴

をデッドニング材で塞ぐということです。
スピーカーというのは、表に出す音以外にも音を出しています。
スピーカーは裏にも音を出します。振動板が表に出す音と真反対のエネルギーをスピーカーの裏にも出しています。

この、表の音と裏の音が混ざると打ち消し合いが生じます。
そうすることで中低域が減って聞こえます。

この打ち消し合いをさせないために、スピーカーが付く鉄板に空いている穴を塞いで、スピーカーの表と裏に隔たりを作ることでスピーカーの表に出てくる音をコントロールしようとする


ことで、ドアスピーカーの鳴りを豊かにしてツイーターの鳴りとのバランスが取れないか、電気的に調整機能が少ない環境でも試みることができます。

このような、ちょっとしたことでもカーオーディオの楽しさは味わうことができますし、「思ったより変わるな」という驚き、実験のおもしろさを体感していただくことができると思います。

このようなことの延長線の先に、ちょっとチャレンジングなことや、オーディオ沼と言われるような世界や、まじでクソムズい回路の世界や、いろんな楽しみ方が待っています。


いきなりそういう、なんでしょうか
居酒屋から行けばいいのに、いきなりキャバクラいったりおっぱぶ行くようなことはしなくていいと思いませんか。
手軽に始められることから始めて、満足したところで止めたらいいのです。

そういう楽しみ方を潰すような、

「〇〇すべし」というべき論を語ることを、オーディオマニアは少しずつやめていこう  

Posted by 車音人 at 21:14

2024年03月26日

【最高】一瞬でオーディオの音が良くなる方法

無料なんですが、気にしてやっている方も、無頓着な方もいらっしゃいます。


一番耳に近い部分への手入れです。
ここをないがしろにして、なんかよくわからないオカルトのプラセボを楽しんでいたらもうだめですよ。私には救えません。南無


音は空気の振動です。
その空気の振動を如何に正確に再生できるかどうかがオーディオの性能の尺度の1つと思います。

スピーカーの振動板やアンプの質、その前段でどのように音を再生するか

みんなこだわっています。アンプ以前で帯域分割するか、アンプ以降で帯域分割するかでもかなりシステムの組み方は変わってきますし、
それぞれの機材へのこだわりというのは、オーディオ好きには多種多様の、オーディオ好きが10人いれば10通りのこだわり方があります。


そのこだわって鳴らして、出てきた音への認知がどれだけ正確であるかも、聞き手の性能の尺度のひとつと考えられるのではないでしょうか。


なんかそれっぽいことをダラダラと、いかにもオーディオ用品の説明みたいにツラツラ書いてみましたが、食品の分野ではそういう表示への規制が厳しくなるそうですね。無添加であることが良いと誤認させるような表記はダメよ、とか、そもそも、それはそんなもんなんだからあえて書いて優位性を表示したらダメよ、とかです。オーディオみたいなもんは毒にも薬にもならない娯楽ですので、食品みたいに厳しくなるとかないと思いますが、

耳掃除しようぜ、と定期的に言っていますが皆様やっていらっしゃいますか。これ、無料なんですよ。耳掃除無料なんですよ。信じられない

耳クソは不要なんですよ。耳クソ、要らんのよ

私は耳掃除は常にしていますし、定期的に耳鼻科に通って耳のメンテナンスをしています。耳はオーディオ機器です。大切にしよう

耳掃除無料やで

で、無料じゃないにしてもオーディオではシカトされがちないろんな地味なメンテナンスがあります。
機材とか部材を買って、それを取り付けるとか交換するとかはわかりやすく物欲も満たせるし、わかりやすく人に自慢もできます。派手でいいですね。

しかし、そういうのをやる方でも地味なメンテナンスは苦手な方もいるかもしれません。

バッテリーの端子が錆びている、純正のアース線が腐っている、オルタネーターとバッテリーのプラスの線が腐っているとか、どれも地味ですしメンテナンスしても物欲は満たされません。こんなの自慢しても、わかるやつにしかわからんので
映えないですよねぇ

根本となる端子や配線が劣化していても、キラキラの機材を投入したのをみんなに話したいのはとても良くわかることです。


沖縄の方言で汚れハイカラと言ったりする概念と似ています。


地味なこと、安く済むし映えないけど大切なこと、そういうのをコツコツやっている人のオーディオは良い音が鳴りますよ。このブログの読者様はみんなやっていると思うので、そこら辺を無視して派手なオーディオを組んでいる人が居たら

「もったいねー!!!」


と心のなかで思ってください。ケンカになるので決して伝えてはいけません  

Posted by 車音人 at 19:00

2024年03月24日

【定期】非常にお買い得なカーオーディオ用品まとめ

色々なカーオーディオ用品を使ってきました。
システム総額が100万円くらいまでの環境ならこれで良いです。こんな部材で消耗してないで、機材にお金を使っていきましょう。

制振材
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DDC
https://amzn.to/3TQxiUg
ケーブル類
スピーカーケーブル
https://amzn.to/4as73sK
デジタルケーブル

https://amzn.to/3Vx3PQB
同軸
https://amzn.to/3TMmYNg
RCAケーブル
あまりにも宗派がたくさんあるので言及は控えますが、RCAレベルと同等の伝送に使う楽器用のケーブルのスペックを見ると良い事があるかもしれません。少なくとも、楽器用のケーブルにはオーディオ用のような狂ったスペックのケーブルはあんまり存在しないことがわかります。楽器の音を録ったり伝送したりするためのケーブル以上のスペックのケーブルはある方がいいと思いますが、あまりに逸脱したスペックのケーブルが必要かは考えてもいいかもしれません。元の音より良い音は存在しないので、元の部分で使われているケーブルにちょっと良いくらいのケーブルで十分ではないだろうか。それよりもケーブルを短く済ませるとか、接点を少なくするとか、各チャンネル独立で伝送するようにシステムを組むとか、そういうことの方が大切ですか?



  

Posted by 車音人 at 18:20

2024年03月23日

【自家用車】乗り換える単なるブログです

自家用車の話なんて誰も聞いてくれませんので、ブログにしてみようと思います。

昔は友人と、
誰が何の車を買ったからみんなでイタズラしに行く

とか、
車を自慢してくるヤツを煽って大きな買い物をさせてしまう
とか、
そういう田舎者の遊びをしていたものですが、友人も私もみんな実用的な車を実用的に、冷蔵庫を光らせる奴がいないのと同じように車も白物家電的になっています。

純正が一番良い
とか言い出すやつもいます。私も自家用車を乗り換えるにあたり、今の車から部品の下ろしの作業をしましたが正直にダルかったです。手放したくないー、という気持ちもありながら、外したあとこれ使うんか?という疑問もありながら、でもなんかもったいない気もするし外しましたが時間かけてゴミを増やしただけな気もするし、純正が一番良いというのもなんとなくわかる

しかし、新しくオーディオを組もうとかホイールどうしようとか考えるのはやはりワクワクするものであり春もきたしドライブも楽しいから、やるぞーという気分も湧くものです。この、湧いてきた気持ちを流し続けるのが老いることであり、この湧いてきた気持ちをすくって飲んで
美味しい!

というのが若さです。若さを失わないためには、ワクワクを大切にしなくてはいけないと思います。
若い人を見ると、あんまり後先を考えずにワクワクしたことに飛び込んでいって偉いなぁと思います。明日が朝早くても、アツい飲み会は行くものだし、憧れの車があったらとりあえずローンの仮審査みたいなもんやって、できそうなら買っちゃうみたいなことするし、

我々のようなおじさんは、後先を考えない精神性を取り戻さなくてはなりません。

で、私は自家用車はもう純正で乗ろうかなと思っていたりするのですが
流石にそれはダメだろ
って思うし、多分途中で我慢できなくなって何かやるんだろうと思います。

実用の環境に放り込んだあとからなんかいじろうとすると面倒くさいのがよくわかります。

それなら、実用の環境に放り込む前に納車したあとから1-2ヶ月かけてでも楽しい車に仕上げたほうがいいのではないかと思ったりもします。

自家用車だと商売で使っているゲタ車のような、スピーカーやアンプの取り外し性とか気にしなくて良いし、私の性癖だけで組んで良いので楽しいはずではあるのですが

どのスピーカーでやろうかなー!

アンプもDSPもどうしようかな!


DSPなんか使わなくてパッシブでやろうかな!


次の車のことを考えるのは楽しいものですね。

この春、お車を乗り換える方がもしいらっしゃったら


「かつての楽しかったカーライフを今度の車で超える!」

というのを一緒にやりませんか。若返りのために、やりませんか!  

Posted by 車音人 at 17:10

2024年03月19日

【入荷】初期充電不要の大容量キャパシタ




20ファラッド(20000000μF)という、途方もない大容量のキャパシタです。
もともとは自家用車の乗り換えで自分用に取り寄せた製品でしたが、良い製品でしたのでお店での取扱製品として採用しました。
Hi-Fiなシステムを組んでいて、アンプが増えている方や、ハイパワーなオーディオを組んでいる方にもお役に立てます。  

Posted by 車音人 at 11:44

2024年03月18日

【猛者】お店よりすげぇプライベーターは存在する

存在します!!!!!

  

Posted by 車音人 at 18:34

2024年03月15日

【ブログ】自家用車を乗り換える

自家用車を乗り換えることにしました。
K24Aの車両からまたK24Aの車両にいきます。
このエンジンが気に入っています。現代であんまりお金かからずに乗れるVTECてこんな感じのエンジンですよね。もっと過激なVTECはお金がかかり過ぎる

K24Aは世界中にあるし、好きな人が多いエンジンなのでほとんどぽん付けのデカいオルタネーターが簡単に手に入ります。
しかももう長いこと経っているエンジンなので部品が安くて素晴らしいです

今回の車両は綺麗に乗りたいです。機材のテストに使うことから逃れられませんが、昨年に買ったボロい車でできることは済ませて、最小限の稼働で自家用車は済ませたいです。今の車はもう仕事で使い過ぎてボロボロなんです。

で、自家用車の乗り換えで大容量のキャパシタが必要になりましたので20Fのキャパシタを個人的に取ってみたのですが、思いのほか万人に使いやすくて、質そのものも素晴らしかったので製品化しました。近い内にお見せできると思います。

車両の電源が仕上がっていて、あと少しアンプに瞬発力のある電力の供給が必要な方、ダイナミックレンジの広い楽器が主に鳴らすジャンルの方には現在取り扱いの1Fが間違いなく良く、最近のエコカー等で車両の電源がちょっと非力とか、現代的なビートの音楽をお聴きになる方には今度の20Fがおすすめです。
キャパシタの容量は重要なスペックのように思われがちで、恐らくDIYユーザーの多くがキャパシタの容量か、カタカナの魅力的な言葉でキャパシタを選ぶと思いますがプロはそうではありません。明確に、どんなシステムにどんなキャパシタを合わせるべきか、もしくはキャパシタなんかじゃなくてバッテリーを増やすとかしたほうが良いか、明確にわかっています。


早く新しい車が納車しないかなぁ、次の車も実用車ですがK24Aなので楽しいはずです。

本当はボクサーエンジンのやつに浮気しようとしましたが車体の都合で嫁アウトが出ました。


  

Posted by 車音人 at 19:10