2018年07月21日
車のオーディオでも、きちんとしたボーカルが聴きたいそこのあなた!

カーオーディオで、しっかりとしたボーカルが鳴らなくて困っていませんか?
「せっかくスピーカーも交換して、デッキも替えてアンプまで付けたのに、キンキンうるさいだけで全然艶っぽいボーカルが鳴らない!」
と、お困りの方も結構多いです。
実は、市販のカーオーディオ製品を、よくインターネットや雑誌に載っている方法で取り付けをすると、そのようになるのは当然なのです。
主に、スピーカーの取り付けの位置やスピーカーの数、そのクロスオーバー周波数が結果に直結する要素です。
まず、あるカーオーディオのセパレートスピーカーを例にとって説明します。
17cmのミッドバススピーカーと2.5cmのツイーターの構成で、
付属のパッシブクロスオーバーはウーファー側もツイーター側も、-12db/octでローパスハイパスしています。
ウーファーのLPFは1500Hz(-12db/oct)
ツィーターのHPFは3800Hz(-12db/oct)
このクロスオーバー周波数自体は別に良いのですが、この構成で、
ツイーターとウーファーを離して設置しては、たちまち破綻したサウンドになってしまいます。
なぜなら、ウーファーとツイーターの音が繋がる事がほとんどないからです。
しかも、ツイーターは多くの方が耳に向けますから、ツイーターから出されるボーカルや楽器の倍音と、ウーファーから出される基音も繋がりません。
音が繋がらないので、メーカーが想定するクロスオーバー周波数が成立しません。
しかもその繋がらない、空白となる周波数帯は音楽の美味しいところです。
さらに、カーオーディオにはイコライザーの機能が大体ついています。
ツイーターが耳に近いものですから、高域をイコライザーで持ち上げるとボーカルの倍音が耳に届きますから、知らず知らずに高域を持ち上げます。
すると、心なしか低域が寂しいような感じになってくるので、低音を持ち上げます。
こういった経緯を経て、
芯のあるボーカルが聴こえないカーオーディオが完成します。
女性ボーカルが目の前から聴こえるようになった!とレビューに書かれているスピーカーはマジで、要注意です。
ドアにミッドを付けてツイーターをダッシュ上やミラー裏に取り付けたりしたらもう、厚みがない音が出てきてうんざりすることになると思います。
そもそも、女性ボーカルの芯の部分(基音)は鳴っていないはずです。倍音だけを聴いているのです。
男性ボーカルも目の前に聴こえるオーディオでなければ、他の楽器も絶対鳴らないし
音楽は成立しません。
ボーカルをカーオーディオでもしっかりと聴きたいならば
フルレンジスピーカー+スーパーツイーター+ミッドウーファーのフロント3wayを構築すべきです。
そのシステムを構築してある車を用意しております。
昭和歌謡、80年代洋楽ポップス、現代の打ち込み系音楽、ヒップホップやレゲエ、ジャズからクラシックまで、何だって聴けるシステムです。
ボーカルがしっかりと聴けるカーオーディオをお求めのあなた!まずはメールからご相談ください。