2021年01月28日
【危険】モンスターアンプが安くなり過ぎて、不慣れな方が手に入れてしまいやすくなっています【注意喚起】

車のアンプを選ぶときに、
パワフルなのがいい!
ドッスンドッスン重低音が鳴るのがいい!
ということで、いわゆるモンスターアンプというのを購入なさる方も増えてきました。
デジタルアンプの技術が成熟して、安く恐ろしいパワーの製品が出てきています。
私は、これについて「危険」と思っています。以前は、そんな危険なほどのパワーを持つアンプは値段も高く、誰もが買えるようなものではありませんでした。
慣れている方が経験を積んでいって行きつくものでしたが、今はエントリークラスの価格で恐ろしいパワーの出る製品をゲットできます。
最近、BANDAという検索ワードからこのブログに流入なさる方が増えてきています。
慣れている方ならやばいアンプであることはご存知と思うのですが、不慣れな方が情報収集されていることもあるかもしれないと思い、
注意喚起的なことをします。
先に言わせてください。
BANDAとかタランプスとか、そのあたりのアンプは非常に良いものです。有無を言わさないパワーがあり、ストリートでの使用で使い切ることはほぼ難しいはずです。私もサブウーファーはタランプスのデジタルアンプを使っています。BANDAもいつか使うと思います。
例えばこれ、
アンプとしては、結構買えるレベルの金額に落ち着いています。
で、よくあるスペック詐欺のアンプみたいな数値が出ています。しかしながら、スペック詐欺でないところが恐ろしいのです。
これだけの電流を使う機器というのは、危険物です。
このアンプの、最大消費電流が246Aです。246アンペア!?とんでもないです。
危険な理由は大きく二つあります。
まず、
このアンプが電気をバカ食いして思いっきり仕事をした場合に
走行中に車の機能が止まる可能性があります。
このアンプがフルパワーで動いた時には車の発電量はもちろん超えます。バッテリーに貯めている電流もすぐになくなるでしょう。
走行中にそんなことが起きたらパワステは重ステになり、ブレーキは生ブレーキになるかもしれません。
コントロールを失う可能性があり、危険です。
二つ目は、車が燃えてしまうかもしれなくて危険です。
最大で246アンペアが流れる可能性のあるアンプです。テキトーなケーブルで電源を取得したら、ケーブルが燃えるでしょう。
金属が燃えるというのは非常に大きなエネルギーです。消火するのは結構大変です。
くそ太い電源ケーブルが必要です。太すぎて通常の圧着ペンチでは加工できません。油圧でカシメるような電気工事の道具がありますが、そのようなプロ仕様の工具が必要になります。
電材の圧着部が弱かったり、ケーブルが細くて流れる電流に耐えないにも関わらず、ケーブルの耐入力を超えるヒューズを使ったりすると、
電気コンロの原理で、ケーブルが熱くなってきます。最後は燃えます。
電気の量が異常なまでに多いので、危険です。不慣れな方が「ネットで調べながらやろうっとー」という感じで手に入れると扱いきれず危険な目に合うかもしれません。
まぁ、そんなことになる前にウーファーが焼けるか、耳が負けて音量出せないとかで助かるというのがほとんどなんだとは思いますが、、、、
注意喚起でした。マジで危ないです!