2021年01月28日
【調整支援音源】フロントにセパレート2wayを組んだ方向け、定位の安定性をチェックできる音声を作りました。

カーオーディオを構築するうえで、重視するポイントは皆様それぞれかと思いますが、
車音人はこのブログでずっと書いているように、ステージが目の前に展開されるかどうかを非常に重視したシステムづくりをしています。
音の再現性と、ステージの再現性が高まれば車であることを忘れられるリスニング体験を得られると思っているからです。
同じようにステージがどのように再現されているか重視される方に、使えるかもしれない音声データを作ってみたので
よければご活用ください。
この音声は、中低域が中心のデータになっています。
セパレート2wayでシステムを構築した場合に、主にミッドバススピーカーの受け持つ帯域がたくさん入っているデータです。
うまく車両の音響環境を考慮して構築されたシステムでは、このように中低域が中心になっている音声データでも眼前にステージが展開されます。
また、ラゲッジにサブウーファーを置いている場合でも、後ろから低域が追ってくるような鳴りではなく、目の前のステージから聴こえます。
車というのはスピーカーの設置位置を一か所にまとめることが難しいです。
通常、目の前、視線の向いているところにステージが展開されるのが望ましいかと思います。
ライブに行って、音に背を向けていることや下を向いてライブに参加することはないからです。
車では、視線の向く先には小さなスピーカーくらいしか設置することが出来ず、多くが高域を担当するツイーターというものを置くしかありません。
しかしながら、ツイーターというスピーカーが受け持つ周波数帯域は音楽のエネルギーを再現するようなものではなく、ツイーターの出す音だけでステージを目の前に展開することは難しいです。
そこで、車の環境を理解して、ツイーターとミッドバススピーカーの音をうまくハーモニーさせて、ミッドバススピーカーの出す音を目の前から聴こえるように工夫をしなくてはいけません。
その工夫のやり方は様々です。情熱がある方は音響の本を読みこんでみると近道かもしれません。
このブログでも、私の経験からうまくいきやすい方法論のようなものを結構書いているのでお役に立てることがあればと思います。
この動画の音声データで、ぶれないステージが展開されていればあなたのお車はコンペでもいい線イケる環境になっているはずです。