2022年06月09日

スピーカーの使い方

スピーカーというのは、
アンプと繋がって音が出ます。

スピーカーには適切な周波数帯域を、クリーンな状態で入力する必要があります。

外向きやパワーハイファイなオーディオをやろうとすると、

スピーカーやアンプに対する「適切な保護」を意識した使い方をしなくてはなりません。

最近はブラジル系のアンプが安いですから、大音量が簡単に出せます。PAシステムみたいな大音量もできます。


しかしながらそんな大音量を鳴らすオーディオは、
適切に使わないと壊れます。どんな機材を使っても簡単に壊れます。


例えば、大音量を鳴らそうとする場合にはたとえ15インチでも40hz以下は切るとかです。

6.5インチは出力にもよりますが、300hz以下は切るとかです。

大きな音を出そうとするとスピーカーへの負担が大きくなります。(当たり前の話)


また、スピーカーのサイズによって現実的に鳴らない音というのがあります。

ヘッドフォンは耳のそばで鳴らすので、低音も感じられます。

小型のスピーカーは、机で鳴らすので低音も感じられます。

カーオーディオの大音量をやる際には、フロントドア等の運転席リスニングでは6.5インチでも十分な低音が感じられます。


しかし、外に向けて鳴らすような環境で6.5インチが鳴らす低域なんてものはハナクソであり、低域はカットしないと壊れます。
他に鳴らしている12インチとか15インチとか18インチとかのウーファーに見合う中域を鳴らそうとすると、
6.5インチは低域をきちんと切らないと壊れてしまいます。


本格的にやってある外向きの車は10インチミッドを複数とかやってあります。
あのくらいしないとビシッとした音質で大音量は出ないのです。

6.5インチを2発、4発程度並べたくらいでは大した音量になりません。
壊さずに音量を稼ごうとすると腰高な音質で無理することになります。


大音量ではないシステムで、フロント2wayにおいても、

ツイーターを1.25khz-24db/octハイパスなどして鳴らす方がいらっしゃりますが、まともな音が鳴るツイーターはなかなかありません。
1インチ程度のドーム型が主流ではないかと思いますが、あまり低い周波数でカットして鳴らすツイーターは結構歪みが多くて実は音質を悪くしていたりします。
2wayならば1khzくらいはドアの仕事です。
3wayでも、ドアとスコーカー両方で鳴らそうとする帯域です。


出てくる音をちゃんと聴けば壊すような状態には気が付くはずで、それにはスピーカーをたくさん飛ばして体験していかないといけないのかも?しれません。


熟練している方は、「このサイズに○ヘルツ入れたら音量は出せないな」と感覚的にわかっています。
慣れている方がスピーカーを飛ばさないのはそういうことです。
飛ばすにしても、「飛ぶかもー、あっ、やっぱりねー(笑)」と言う感じで飛ばしているはずです。


ブラジル系のアンプがめちゃくちゃパワフルで安くなっているので、スピーカーに無茶をさせて飛ばすことが増えていそうな世の中です。


大音量をパンパン鳴らすなら、大口径が必要です。しかも複数必要です。さらに、重低域は切ったほうが良いです。
大音量をやるときには50hz以下とか切っても体感する音ってあんまり変わらないように思うんですよね。
ライブとかだと切られてることも多いようですよ。


Posted by 車音人 at 23:48