2024年01月16日

【たけのこの里】きのこの山、どっちでも良い

お菓子を食べたいときに、
コンビニに行ってみるといろんなお菓子がたくさんあってどれにしようかな~みたいになりますが、
たいてい、どの時期も季節限定や期間限定のお菓子があります。

売り場も、それらが目につくように作られていますよね。

で、お菓子を食べたいときというのはなんとなく頭の回転も2割くらい落ちてるいるので

「これ見たこと無いからこれにしちゃおー」
「隣のこれも買っちゃおー」
ということで意気揚々とレジに向かうとレジ前にはまた別の季節の味が置いてありまして、
「あー!3つは馬鹿だけど買っちゃおー」
という風に買ってしまうのですが、

そうなると、日頃から毎日ずっと売られている定番のお菓子は反撃しないといけません。

日本全国に名を轟かせているお菓子は大企業が作っていますから、一流のマーケターがいます。
やっぱり一流のマーケターってすげぇよなぁと思わされたのが、
きのこ、たけのこ論争をおもしろおかしく日本に浸透させたことです。
定番すぎて選択肢から忘れられてしまうくらい定着しているこの2つのお菓子が、突如我々の思考に強烈にこびりついて離れなくなります。

その論争はこれはもう戦争です。きのこの山から降りてきた兵士とたけのこの里から降りてきた兵士が言葉で殴り合う

白熱します。絶対にお互いに譲りません。

しかし、この両者は争っているように見えて、

明治のお菓子をともに愛している仲間であり、
いつでも買えるワシらの明治のお菓子を守るために、季節限定とかの訳わからんポッと出のお菓子と戦っているのです。

きのこだろうがたけのこだろうがどっちでも良いんです。どっちも似たような明治のお菓子です。


この、きのこたけのこ論争は誰も傷つけないのに強烈なマーケティングのパワーがありますよね。
こんなことを書いていると段々きのこたけのこが食べたくなってくるし、多分何かの集まりで「話すことね〜よな」となったときにはこの話しとけばニコニコと、この場をしのぐことができそうです。

で、たぶんその場にいた何名かのうちひとりかふたりはきのこたけのこを食べるはずです。

どっちでもいいんです。美味しいお菓子です。

音圧、音質、どっちでもいいです。どっちもカーオーディオで、どちらの技術も、どちらにも転用できるし核となる部分は同じです。

DIY、お店に任せる、どっちでもいいです

2way、3way、コアキシャル、フルレンジ、どっちでも良いです

DSP、カーナビ、どっちでも良いです。

デジタルクロスオーバー、パッシブクロスオーバー、どっちでもよいです。

どっちでも良いけど、きのこの山が好きな人にたけのこの里を無理やり食わせるようなことは絶対にやったらいけません。


きのこたけのこの論争をしている人たちに「きのこ、たけのこよりもきりかぶが一番美味いんだぜ」と言っちゃうタイプの方は、きりかぶはブルボンですから明治の敵です。めちゃくちゃ注意してください。殺られるぞ
以下から、きのこたけのこ論争の第一線の現場をみることができます。
https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_Grape_955311/
きのこ派つえぇ


カーオーディオはおっさんの趣味なので、ラバーの中には頑固な人も多いですが車で音楽が鳴ってたらなんでもカーオーディオです。
カーオーディオについての論争が起きるとき、みんな言葉でお互いを殴り合っているように見えて

お前カーオーディオ好き?
俺は好きだけどお前も好き?
という、そんな特殊なコミュニケーションをしているだけです。屈折した変なエッチをしている奴らも世の中には大勢いるもので、それと似ているのかもしれません。
屈折しないでカーオーディオに親しみを深めていきたい

明治のきのこたけのこのように、古からたくさん存在しているカーオーディオの論争は全部、

カーオーディオが好きなやつらが、カーオーディオへの愛をおもしろおかしく語っている

そんなものです。私がいつも〇〇は意味ない、とか書いてるのも、意味ある派からすれば「意味あるし!」とムキになるでしょう。こんなのでムキになるな。きのこ派はたけのこ派と一緒に明治のお菓子を流行らせるために、お互いにプロレスをしているだけです。

オーディオのことで論争が起きたら、「きのこたけのこと一緒だ」と笑って、オーディオ全体が盛り上がるように戦いを繰り広げ、決着させず、ずっと話題をかっさらっていきたいものです。
例えばアナログ、デジタル論争も結局はプロレスです。
オーディオやる、やらないの選択から、
いつの間にか、
デジタルでやるかアナログでやるか
の選択になってて素晴らしいではないか。セールスの手法として古から伝わるやり方です。はいいいえの選択からいつの間にか、どっちにします?で買うことは確定させる。安い営業本に書いてあるやつ

論争を巻き起こすのは売り手側だけで十分であり、
一般のユーザーがそういうことに興じて時間を浪費するのは音楽から外れています。音楽を聴こう
Posted by 車音人 at 08:18