2023年11月15日
【細かい】神経質な話
オーディオというのは、いかにして神経質なトピックを見付けてそれにこだわるかでマニア同士でマウンティングする趣味です。嘘です。
シビアにやればやるだけ偉いです。
私の主なお客様層は
・熟練したオーディオマニアさん
・メインカーはとんでもねぇクソ高いハイエンドを組んでて、セカンドカーにも良いやつ入れたい方
・安くて良いのをお探しの方
・お店さん
こんな感じにもう固定化されていますが、
このブログは熟練したオーディオマニアさんには実体験としてわかる内容です。それを誰にでもわかりやすく書けるように努力をします。
なぜここには誰も言及しないのか?ということです。
ある一定以上のグレードを超えてきたシステム全体なら聴けばわかるだろって思いますが誰も言わん
多分言わないけど、スーパーハイエンドは機材の構成から見て絶対に外せないファクターとしてみんな考えています。
主にチャンネルセパレーションの話です。
「あぁ、この話か」
とお察しのついた方はこの記事を読む時間は音楽を聴いて気持ち良い時間に当てていただきたいと思います。
すべてのオーディオ機器は、あるチャンネルがほかのチャンネルへ音を漏らしています。
この漏らしている音の大小は重要なスペックですが、
・公開自体されていない
・公開されているが、読みやすくないようにしている
・公開されているし、誰の目にも見えるけど誰もまったく気にしてない
こんな感じです。
DAPから音を出す方はバランス接続という接続のやり方で触れたことがあるかもしれません。
昔のGENESISのアンプのデュアルモノアンプとか使っていた方は出音で体感したかもしれません。
位相というものは意識しなくても音楽が聴けますが、システムを組むうえでは考えておくとやりやすい
多くの音楽のソースは2chステレオです。
左チャンネルと右チャンネルは、一部同じ音ですが、一部違う音が入っています。この差分で音場を設計しています。この差分が必要だからモノラル(1ch)ではステレオの音場はできないのです。
すべてのオーディオ機器で、
あるチャンネルが別のチャンネルへ漏れている
とするならば、その漏れは少ないほうがより正確な音になります。
その漏れを大きくするか小さくするかは機材の設計のこだわりによるところです。
でも、カーオーディオで誰もこの話をしないということは、かなり上のレベルの話であると考えられます。でも上のレベルの方々は機材の配置を見るとみんなやっています。
気にしないと割り切るのが幸せだと思います。気になりだしたら気になるかもしれません。
左chと右chの音の差は、
・楽器やボーカルの位置関係(音量のバランス)
・音場の広さ(残響などの位相のバランス)
ここらへんが主な差となります。
音量のバランスはべつにどうでも良いというかあんまり気にしなくていい
位相のバランスを左右で作って音場を設計しているのが普通ですから、あるチャンネルが別のチャンネルに漏れたらちょっとずつお互いに打ち消し合ったりします。
空気に音が放出されてから打ち消し合ったりするのはべつに良いんですが、
空気を入れずに機材の中でダイレクトに混ざると打ち消しあいがおきます。
こんなの気にして音楽聴かないから大丈夫って言う人が好きですが、これは昔のようなカーオーディオ屋さんが買い替えを勧めたり、新たに導入を勧めたりする
「オカルトか!?」
と思ってしまうような機材よりちゃんと出てくる音でわかる
波形を出して並べても多分十分にわかる
タイムアライメントで音が空気に放出されるタイミングを全周波数で一律にずらすのも、各チャンネルの位相角度をずらすのもカーオーディオではできる機材がありますが、
あるチャンネルが別のチャンネルへ漏れている場合、
果たして神経質に合わせたそれがどれだけ機能しているか
疑問が残ります。
だって運転席側スピーカーに110cm、助手席側スピーカーに140cmを入れたとしましょう。
この2つのチャンネルは、30cm分の時間の差があり、左チャンネルと右チャンネルの差があるわけですから
この他のチャンネルへお漏らししている音は小さければ小さいほうがいいのは間違いなさそうです。
位相と左右の話なのでこれはかなりマニアックです。
どこに妥協点を置いて気にしないことにするか、の話ですのでハイエンド級のオーディオの話しです。ほとんどの方には無視して良い話です。
無視して良いですが、近日中に8chアンプ内蔵DSPと4chアンプをまた出品しますので、ちょっとハイエンドっぽい話も混ぜています。これらの機材はこのへんまで突き詰めるとかなりレベルの高い音が鳴るからです。
ハイエンドなシステムだと1chアンプや弩級な2chアンプをズラーッと並べてあるのを見たことがあるかもしれませんが、
各チャンネルでアンプによるクロストークを無視したい意図があるのです。あれは見栄ではなくちゃんと意味があります。
で、神経質な話をし続けていますが、
左チャンネルと右チャンネルのお漏らしは、
・縦のTAの値の差も大きくなります。
・そもそもの収録されている音自体が左と右では違います。
なので、本来は左と右ではアンプは分けたほうがいい。
デュアルモノアンプはもうかなりロマンがありました。
ステレオアンプと同じ取扱いで、ほぼ1chアンプを2枚並べてあるのと同じなんです。シャーシは共有していますからアンプ同士の電位差もない
最近は左チャンネルと右チャンネルでは無くて、各スピーカーへ1ch当てますから2chではシステムが組めません。
すべてのチャンネルへクロスオーバーを入れてあり、TAも入れてあります。
EQも普通は、結局は位相の話しですから
あるチャンネルがほかのチャンネルにお漏らししていたらお互いにちょっとずつ干渉して意図した音とは違うかもしれない
だからハイエンドはアンプを各チャンネルで全部別々にします。そしたら多分、各アンプでシャシ電位を合わそうとかやったほうがいいでしょう。ここでアクセサリーの登場です。このくらいやってからアクセサリーとかは使おうよって思っています。
で、日常で雑に使うシステムで、現実的な予算でカーオーディオを自分で組もうとする場合は、
何をシカトして
何を重視するのか
そこらへんを真剣に考えないと結局は全部中途半端になることになります。マジで気をつけないといけない
私としては、左右のお漏らしはシカトできません。でもどんなオーディオも左右のお漏らしはある
じゃあ左と右でアンプを分けたら?
と考えるのは普通です。
では左と右でアンプを分けるとしたら何枚アンプいれる?
いっそ8枚アンプいれる?
そこまでは私は良いかなって思います。シカトできるファクターが多い
じゃあどのくらいまでやればいろんなのをシカトして組める?
それは、そもそものお漏らしが少ないアンプを選べば、
4chアンプ2枚で組めばシカトできるファクターが増えると思います。無視して良い。
左に4chアンプをいれます。右に同じ4chアンプを入れます。
これで、DSP以下では左と右の干渉は空気を介するまで無いことになります。
空気でぶつかるのは良いことです。嫌ならヘッドフォンで聴くしかありません。
じゃあ、左チャンネル同士で、右チャンネル同士で
・各スピーカーのTAの差は?
・各スピーカーのクロスオーバーの差は?
・各スピーカーのEQの差は?
という話がありますが、
・TAは左と右の差より縦の差のほうがマシ(差分が少ない)
・左と右の音の差よりも、クロスオーバーの差のほうがマシ(だからあんまり急じゃないスロープをおすすめしています)
・左と右の音の差よりも、EQの差のほうがマシ
だからです。神経質ですね。でも、楽な方で訳わかんないままに突き詰めるより、この辺で突き詰めて行くほうがよくないですか。ストロングスタイルを貫いていきましょう。
シビアにやればやるだけ偉いです。
私の主なお客様層は
・熟練したオーディオマニアさん
・メインカーはとんでもねぇクソ高いハイエンドを組んでて、セカンドカーにも良いやつ入れたい方
・安くて良いのをお探しの方
・お店さん
こんな感じにもう固定化されていますが、
このブログは熟練したオーディオマニアさんには実体験としてわかる内容です。それを誰にでもわかりやすく書けるように努力をします。
なぜここには誰も言及しないのか?ということです。
ある一定以上のグレードを超えてきたシステム全体なら聴けばわかるだろって思いますが誰も言わん
多分言わないけど、スーパーハイエンドは機材の構成から見て絶対に外せないファクターとしてみんな考えています。
主にチャンネルセパレーションの話です。
「あぁ、この話か」
とお察しのついた方はこの記事を読む時間は音楽を聴いて気持ち良い時間に当てていただきたいと思います。
すべてのオーディオ機器は、あるチャンネルがほかのチャンネルへ音を漏らしています。
この漏らしている音の大小は重要なスペックですが、
・公開自体されていない
・公開されているが、読みやすくないようにしている
・公開されているし、誰の目にも見えるけど誰もまったく気にしてない
こんな感じです。
DAPから音を出す方はバランス接続という接続のやり方で触れたことがあるかもしれません。
昔のGENESISのアンプのデュアルモノアンプとか使っていた方は出音で体感したかもしれません。
位相というものは意識しなくても音楽が聴けますが、システムを組むうえでは考えておくとやりやすい
多くの音楽のソースは2chステレオです。
左チャンネルと右チャンネルは、一部同じ音ですが、一部違う音が入っています。この差分で音場を設計しています。この差分が必要だからモノラル(1ch)ではステレオの音場はできないのです。
すべてのオーディオ機器で、
あるチャンネルが別のチャンネルへ漏れている
とするならば、その漏れは少ないほうがより正確な音になります。
その漏れを大きくするか小さくするかは機材の設計のこだわりによるところです。
でも、カーオーディオで誰もこの話をしないということは、かなり上のレベルの話であると考えられます。でも上のレベルの方々は機材の配置を見るとみんなやっています。
気にしないと割り切るのが幸せだと思います。気になりだしたら気になるかもしれません。
左chと右chの音の差は、
・楽器やボーカルの位置関係(音量のバランス)
・音場の広さ(残響などの位相のバランス)
ここらへんが主な差となります。
音量のバランスはべつにどうでも良いというかあんまり気にしなくていい
位相のバランスを左右で作って音場を設計しているのが普通ですから、あるチャンネルが別のチャンネルに漏れたらちょっとずつお互いに打ち消し合ったりします。
空気に音が放出されてから打ち消し合ったりするのはべつに良いんですが、
空気を入れずに機材の中でダイレクトに混ざると打ち消しあいがおきます。
こんなの気にして音楽聴かないから大丈夫って言う人が好きですが、これは昔のようなカーオーディオ屋さんが買い替えを勧めたり、新たに導入を勧めたりする
「オカルトか!?」
と思ってしまうような機材よりちゃんと出てくる音でわかる
波形を出して並べても多分十分にわかる
タイムアライメントで音が空気に放出されるタイミングを全周波数で一律にずらすのも、各チャンネルの位相角度をずらすのもカーオーディオではできる機材がありますが、
あるチャンネルが別のチャンネルへ漏れている場合、
果たして神経質に合わせたそれがどれだけ機能しているか
疑問が残ります。
だって運転席側スピーカーに110cm、助手席側スピーカーに140cmを入れたとしましょう。
この2つのチャンネルは、30cm分の時間の差があり、左チャンネルと右チャンネルの差があるわけですから
この他のチャンネルへお漏らししている音は小さければ小さいほうがいいのは間違いなさそうです。
位相と左右の話なのでこれはかなりマニアックです。
どこに妥協点を置いて気にしないことにするか、の話ですのでハイエンド級のオーディオの話しです。ほとんどの方には無視して良い話です。
無視して良いですが、近日中に8chアンプ内蔵DSPと4chアンプをまた出品しますので、ちょっとハイエンドっぽい話も混ぜています。これらの機材はこのへんまで突き詰めるとかなりレベルの高い音が鳴るからです。
ハイエンドなシステムだと1chアンプや弩級な2chアンプをズラーッと並べてあるのを見たことがあるかもしれませんが、
各チャンネルでアンプによるクロストークを無視したい意図があるのです。あれは見栄ではなくちゃんと意味があります。
で、神経質な話をし続けていますが、
左チャンネルと右チャンネルのお漏らしは、
・縦のTAの値の差も大きくなります。
・そもそもの収録されている音自体が左と右では違います。
なので、本来は左と右ではアンプは分けたほうがいい。
デュアルモノアンプはもうかなりロマンがありました。
ステレオアンプと同じ取扱いで、ほぼ1chアンプを2枚並べてあるのと同じなんです。シャーシは共有していますからアンプ同士の電位差もない
最近は左チャンネルと右チャンネルでは無くて、各スピーカーへ1ch当てますから2chではシステムが組めません。
すべてのチャンネルへクロスオーバーを入れてあり、TAも入れてあります。
EQも普通は、結局は位相の話しですから
あるチャンネルがほかのチャンネルにお漏らししていたらお互いにちょっとずつ干渉して意図した音とは違うかもしれない
だからハイエンドはアンプを各チャンネルで全部別々にします。そしたら多分、各アンプでシャシ電位を合わそうとかやったほうがいいでしょう。ここでアクセサリーの登場です。このくらいやってからアクセサリーとかは使おうよって思っています。
で、日常で雑に使うシステムで、現実的な予算でカーオーディオを自分で組もうとする場合は、
何をシカトして
何を重視するのか
そこらへんを真剣に考えないと結局は全部中途半端になることになります。マジで気をつけないといけない
私としては、左右のお漏らしはシカトできません。でもどんなオーディオも左右のお漏らしはある
じゃあ左と右でアンプを分けたら?
と考えるのは普通です。
では左と右でアンプを分けるとしたら何枚アンプいれる?
いっそ8枚アンプいれる?
そこまでは私は良いかなって思います。シカトできるファクターが多い
じゃあどのくらいまでやればいろんなのをシカトして組める?
それは、そもそものお漏らしが少ないアンプを選べば、
4chアンプ2枚で組めばシカトできるファクターが増えると思います。無視して良い。
左に4chアンプをいれます。右に同じ4chアンプを入れます。
これで、DSP以下では左と右の干渉は空気を介するまで無いことになります。
空気でぶつかるのは良いことです。嫌ならヘッドフォンで聴くしかありません。
じゃあ、左チャンネル同士で、右チャンネル同士で
・各スピーカーのTAの差は?
・各スピーカーのクロスオーバーの差は?
・各スピーカーのEQの差は?
という話がありますが、
・TAは左と右の差より縦の差のほうがマシ(差分が少ない)
・左と右の音の差よりも、クロスオーバーの差のほうがマシ(だからあんまり急じゃないスロープをおすすめしています)
・左と右の音の差よりも、EQの差のほうがマシ
だからです。神経質ですね。でも、楽な方で訳わかんないままに突き詰めるより、この辺で突き詰めて行くほうがよくないですか。ストロングスタイルを貫いていきましょう。
Posted by 車音人 at 23:14