2024年01月19日

【電源】大切ですが、結構先の話かも?

カーオーディオを楽しむうえでは、電源が大切と言われます。大切ですよ。

大切なんですが、その大切と言われる段階に至る前の方も気にし過ぎていて、ぜひ早くその段階までシステムアップを先にやって頂きたい

4AWGを一本バッ直してきたくらいのオーディオでしたら、ちゃんとアースを車体のマトモな場所で塗装をはいで、油圧でカシメた端子で取って、安全に考慮した設置をしとくくらいで十分ですよ。
4AWGくらいならバチクソ鳴らしても、普通に健康なオルタネーターとバッテリーが乗っている自動車はそんなに無理なことにならず、オーディオとしてそんなに性能をスポイルすることは普通はありません。
夏の夜とか、雨が降っていたりとかだとライトも付けるしクーラーも使うし、ワイパーも使うしで電源周りは過酷にはなりますが、かといって4AWGくらいのバッ直のオーディオならばそんなに問題にならないはずです。
大音量をずっとしていたら加速がダルくなるかもしれませんね。オルタネーターを回すのにエンジンのパワーが取られて体感できるレベルで走らなくなりますよ。電圧も降下しているはずです。

ここで、バッテリーがヘタっていたりとかオルタネーターがヘタっていたりすると、音が止まったりとかすることもあるし、オルタネーターが死にかけとかだとハンドルが重くなったりします。

さすがにこのような状態ならば、オーディオの電源は肝心と言いたいですが、オーディオ以前にクルマそのものが整備が必要な状態です。

いつものことですが、私はあまり頭が賢くなく何の話をしていたんだっけ?という状態になってしまっておりますが、


大した電気を食わないようなシステ厶なら、電源は肝心かもしれないけれども、それよりも先にやることがありまっせ、というのが言いたいんだったと今思い出しました。

電源周りと音の通り道は結局は最後同じ、相互に関わり合う概念と言えますが、一旦分けて考えてみるとわかりやすく、


4AWGくらいのバッ直で全部賄われるオーディオなら、ちょっと良いバッテリーを入れとくくらいでとりあえずOKであり、

例えば各スピーカーのクロスオーバーが整っているのか、とか、音の通り道が最短ルートになっているのか、とか、余計な機材で性能を落としていないか?とか、取付の状態はどうか?スピーカーが鳴ろうとする時、ちょっと鳴ると周りがビビるとかそういうことで鳴らせないみたいなことはないか?とか、


そういうところがまず先であると私は思っています。

この辺りが整えば、4AWGくらいのシステムは電源の不要なアクセサリがバカバカしくなるような高音質化ができます。本当ですよ。


4AWGくらいのシステムは、恐らくカーオーディオを始めたばかりの方ですと一般的で、これでも普通はハードルが高いと思われる水準です。
そして、フロントで鳴らすオーディオで、運転席で聴ききれないほどの大音量まで、安定した音質で十分にカバーされる水準でもあります。

だってヘッドユニットもしくはDSPと、フロント用のアンプとサブウーファー用のアンプで揃えても100A以内で結構イケる組み合わせがあるし、常用できるパワーバンドって30Aくらいではないでしょうか。30A鳴らしても相当うるさいと思いますよ。


で、音楽というのはダイナミクスがありますから、常に30Aを消費し続けるようなことは普通の運転席で聴くオーディオではあんまりないと思います。

そう考えたら、普通に健康な車体ならばこのくらいは十分に安定的に音を鳴らすことができます


ぶっちゃけて、Lifepo4のバッテリーの安全性が完全に確立すればカーオーディオの電源の諸問題はほとんど全てと言っていいほど解決できます。
実質的にはほとんど安全性ら確立されているかもしれませんが、まだネガティブな要素は結構あるし、米国市場で盛んに使われていて、まだヤバさが残っているのは明らかですので私は取り扱いを控えています。
電源は爆発や発火等のこわいこともあるから、慎重に慎重を期しています。

ポータブル消化器を常に積んで、オーディオ専用の車両とかなら絶対にLifepo4バッテリーをたくさん並列してシステムを組むべきですが、そんな車両はオーディオ屋にしか持つことはほとんどできません。
普通は生活の車両で、良い音を鳴らしたい

生活の車両は、ほとんど安全でもちょっと危険性があるような、そんなシステムを組んではなりません。

電源は大切です。そして、電源の諸問題を全てまるっと解決できるソリューションはすでにあります。しかしながら、燃えたという話が未だにあり危険もわずかにあります。


電源の話に至る前のシステムの目安は4AWGで十分に足りているラインとしていいのではないでしょうか。

そういった方は、電源は後回しにしても良いので今の環境で最善、追い込むところがない、そんな感じになるまでは今の環境を粘っていきましょう。粘り強く、良い音を狙いましょう。
Posted by 車音人 at 16:39