2025年04月04日
【耳】人間の耳は中域〜中高域の性能が良い【つまり】
人間の耳は脳から見たらマイクみたいなもんです。
空気の振動を鼓膜の振動にして、それを情報として脳に伝えます。これが聴こえる仕組みです。
そしたら、耳の性能というのも意識しとくといいでしょう。
昔、着うたフルというものが音楽のポータブル性を良くした時の話に遡りますが、当時は256MBのminiSDとかを携帯に挿して使っていたし、iPodとかも128kbpsのmp3が4000曲入る!とか言って売っていた時代です。
限られた記録媒体の容量、限られた通信速度でも扱えるデータサイズでもいかにして音質を落とさないか頑張っていた頃です。
何かの制限がある中で性能をのばそうとすると技術が洗練されて行きます。もちろん、制限無く頑張る時も凄いもんができますが、制限無く頑張って作るもんは普及価格とかに降りてこないか、何年も後に普及価格帯になるのでなかなか手が出ません。
なんかの制限の中で生まれた高性能というのは最初から手が届くのにパフォーマンスは結構悪くないみたいなことがありますが、
着うたフルの時代には音楽のデータなんて一曲あたり2MB取れたら贅沢、.wavで持ち歩いてるやつなんか少ない時代です。CD-Rが1枚700MB、15曲しか入らんよみたいな
で、48kbpsでも聴ける音を鳴らすデータを作るためにHE-AACというコーデックがありました。
人間の耳の性能は中高域にアクセントがあって、この帯域がリッチだと良い音に聴こえやすいみたいなことから、このHE-AACは工夫して良い音作るみたいなもんでした。今はもう当時の何倍ものファイルサイズがどこでも簡単に扱えるので要らないコーデックですが、こういう「制限の中で最善を尽くす」ものからは学ぶことがたくさんあります。
今となっては音質という観点ではもう聴けるものではありません。しかし当時は重宝したものです。
自動車も、メーカーは4スピーカーのグレードと6スピーカーのモデルでは少し差を付けていますよね。
フロントを2wayにしておいて、リアスピーカーと合わせて6スピーカーということで、私はこれフロントは2wayなんだからツイーターとドアで4個と呼ぶのは無茶じゃね?と思うのですが、まあ6個付いてるかと言えば付いてるし間違いではない
なんでこんなことしてるかと言えば、やっぱ4スピーカーより6スピーカーのグレードのほうが良い感じがするんですよ。カーオーディオをやらない人には「これでよくね?」くらいは鳴るもんです。
なんでこんなことになるかと言えば、ツイーターがある分高域がリッチになるからです。人間の耳の性能です。
ちょっとカーオーディオをやり始めた層には、ツイーターを付けるとか、純正ツイーターを性能の良い社外に替えることで「めっちゃ良くなった!!!」みたいに感じられるものです。人間の耳の性能です。
で、ツイーターの低クロス化を頑張るようになって、「めっちゃ良いやん!!!」となります。人間の耳の性能でございます。
しかしながら、カーオーディオをやろうとする人間にとってはこのアプローチはすぐに飽きてしまって「音量出したらキツくなってしまう」「耳痛くね?」みたいな問題に悩むようになります。ここからがカーオーディオです。
ここで、改めてこの記事のタイトル、人間の耳は中域から中高域の性能が良いということに立ち返りますが、ツイーターを付けるとかツイーターをいっぱい鳴らすとかツイーターを低クロスするというアプローチでは基本的には高域へのアクセントを付ける行為であり、中域へのアプローチとしては好手ではありません。
このブログは一貫して、
ツイーターのクロスオーバーは不用意に下げてはいけない
ツイーターのクロスオーバーを下げる場合はそのツイーターの性能や物理的なサイズ等を吟味しないといけない
さもなくば直ぐにカーオーディオが耳にうるさいものになるだろう
みたいなことを書いています。中域へのアプローチをないがしろにしたまま高域をリッチにしても何もおもしろいことが無いので
古い時代のコーデックは高域をリッチにしましたが、ハイレゾが普通の今、中低域がやたらと濃い楽曲多くありませんか。音源から感じられる空間の奥行きとか、余韻であるとか、高域というよりは中低域の話に鳴ってくるリッチさがあります。
結局のところ、ぱっと聴きの時は中高域以上にアクセントがあればメリハリの効いた音のように感じるし、高齢になればなるほど高域は聞こえなくなるし、そういうことで
「限られたコストで良い音感出すなら高域触るのが良い」
これです。
似たようなことで、シート下サブウーファーを取り付けとくことでわかりやすいビートが響くので良くなる感じがしますよ。
空気の振動を鼓膜の振動にして、それを情報として脳に伝えます。これが聴こえる仕組みです。
そしたら、耳の性能というのも意識しとくといいでしょう。
昔、着うたフルというものが音楽のポータブル性を良くした時の話に遡りますが、当時は256MBのminiSDとかを携帯に挿して使っていたし、iPodとかも128kbpsのmp3が4000曲入る!とか言って売っていた時代です。
限られた記録媒体の容量、限られた通信速度でも扱えるデータサイズでもいかにして音質を落とさないか頑張っていた頃です。
何かの制限がある中で性能をのばそうとすると技術が洗練されて行きます。もちろん、制限無く頑張る時も凄いもんができますが、制限無く頑張って作るもんは普及価格とかに降りてこないか、何年も後に普及価格帯になるのでなかなか手が出ません。
なんかの制限の中で生まれた高性能というのは最初から手が届くのにパフォーマンスは結構悪くないみたいなことがありますが、
着うたフルの時代には音楽のデータなんて一曲あたり2MB取れたら贅沢、.wavで持ち歩いてるやつなんか少ない時代です。CD-Rが1枚700MB、15曲しか入らんよみたいな
で、48kbpsでも聴ける音を鳴らすデータを作るためにHE-AACというコーデックがありました。
人間の耳の性能は中高域にアクセントがあって、この帯域がリッチだと良い音に聴こえやすいみたいなことから、このHE-AACは工夫して良い音作るみたいなもんでした。今はもう当時の何倍ものファイルサイズがどこでも簡単に扱えるので要らないコーデックですが、こういう「制限の中で最善を尽くす」ものからは学ぶことがたくさんあります。
今となっては音質という観点ではもう聴けるものではありません。しかし当時は重宝したものです。
自動車も、メーカーは4スピーカーのグレードと6スピーカーのモデルでは少し差を付けていますよね。
フロントを2wayにしておいて、リアスピーカーと合わせて6スピーカーということで、私はこれフロントは2wayなんだからツイーターとドアで4個と呼ぶのは無茶じゃね?と思うのですが、まあ6個付いてるかと言えば付いてるし間違いではない
なんでこんなことしてるかと言えば、やっぱ4スピーカーより6スピーカーのグレードのほうが良い感じがするんですよ。カーオーディオをやらない人には「これでよくね?」くらいは鳴るもんです。
なんでこんなことになるかと言えば、ツイーターがある分高域がリッチになるからです。人間の耳の性能です。
ちょっとカーオーディオをやり始めた層には、ツイーターを付けるとか、純正ツイーターを性能の良い社外に替えることで「めっちゃ良くなった!!!」みたいに感じられるものです。人間の耳の性能です。
で、ツイーターの低クロス化を頑張るようになって、「めっちゃ良いやん!!!」となります。人間の耳の性能でございます。
しかしながら、カーオーディオをやろうとする人間にとってはこのアプローチはすぐに飽きてしまって「音量出したらキツくなってしまう」「耳痛くね?」みたいな問題に悩むようになります。ここからがカーオーディオです。
ここで、改めてこの記事のタイトル、人間の耳は中域から中高域の性能が良いということに立ち返りますが、ツイーターを付けるとかツイーターをいっぱい鳴らすとかツイーターを低クロスするというアプローチでは基本的には高域へのアクセントを付ける行為であり、中域へのアプローチとしては好手ではありません。
このブログは一貫して、
ツイーターのクロスオーバーは不用意に下げてはいけない
ツイーターのクロスオーバーを下げる場合はそのツイーターの性能や物理的なサイズ等を吟味しないといけない
さもなくば直ぐにカーオーディオが耳にうるさいものになるだろう
みたいなことを書いています。中域へのアプローチをないがしろにしたまま高域をリッチにしても何もおもしろいことが無いので
古い時代のコーデックは高域をリッチにしましたが、ハイレゾが普通の今、中低域がやたらと濃い楽曲多くありませんか。音源から感じられる空間の奥行きとか、余韻であるとか、高域というよりは中低域の話に鳴ってくるリッチさがあります。
結局のところ、ぱっと聴きの時は中高域以上にアクセントがあればメリハリの効いた音のように感じるし、高齢になればなるほど高域は聞こえなくなるし、そういうことで
「限られたコストで良い音感出すなら高域触るのが良い」
これです。
似たようなことで、シート下サブウーファーを取り付けとくことでわかりやすいビートが響くので良くなる感じがしますよ。
Posted by 車音人 at 13:18