2025年05月10日

【7個だけ】カーオーディオのEQやる時気を付けること

あんまり難しいこととか機材が要るような話したくないんすよ

機材を揃えよう、と測定にまつわる機材を手が届く範疇の民生品で揃えたとしましょう。
それでセットアップしたらハイ上がりなサウンドになりがちです。順番ちゃんと踏むとか機材がどんなもんか理解してやれば良いですが、手慣れの方のやり方です。


そこで、この記事では簡便にカーオーディオのEQをやるために気を付けることを7個だけと決めて書いていきます。

1.少ない帯域を盛り上げるのではなく、多い帯域を削るほうが楽である
人間の耳は大きな音が良い音に感じやすいので、EQみたいなもんで音を持ち上げると「これなんか良くなってるかも!」と簡単に錯覚できます。でも、たぶん明日聴いたら、また「ん?」となりますよ

2.EQするまえにクロスオーバーの問題の可能性を考える
EQとクロスオーバーは必ずセットですので、各ユニット間のクロスオーバーポイントがどうなっているかきちんと把握しといて、音の調整を必要としている部分がクロスオーバー付近ではないか確認することが大切です。クロスオーバー付近の問題をEQでどうこうしようとしてもかなり大変です。一方、クロスオーバー再考で潰すとしたら結構簡単です。

3.プラス・マイナス3dbくらいの補正でどうにかしとく
6dbとか上げたり下げたりしないで済む方法を考えましょう。

4.グライコよりパライコを覚える
パラメトリックEQというものは、Qと中心周波数をいじれるEQで、Qとはどの範囲に影響させられるかの数値です。Qの値が大きくなればなるだけ、急なカーブで必要な周波数を上げ下げでき、周りの周波数への影響を小さくできますが、位相特性は悪くなります。
低いQでプラマイ3dbくらいでまとまるポイントを探すのが良いです。

5.40hz,100hz,250hz,2.5khz,10khz周辺は肝心なので音にパンチを付けたいとか、パンチが効きすぎとかあるのに手掛かりが掴めない時は、この辺を試しにいじる
このあたりは分かりやすく音の特徴をガラリと変えます。特に2.5khz周辺は下げ方向で良い場合が多い(クロスオーバーポイント要確認)

6.EQする前に各ユニットの音圧のバランスが整っているのか確認しておく
ツイーターが優位になっていたり、ミッドが優位になっていたり、ウーファーが優位になっていたりする状態ではEQだけでのセットアップは無理です。
まずは各ユニット間の音圧のバランスを揃えましょう。

7.視覚に惑わされない
ドンシャリみたいな画面になっても、プラマイ3db以内でやってりゃそんなにドンシャリな出力にはなりません。特に超高域、重低域は人間の耳に聴こえにくいため、多少アゲで仕上げても良いかもしれません。


Posted by 車音人 at 22:38