2018年07月05日
【非公式】DEH-970の使い方~セパレートスピーカーを使う場合~

前の記事ではDEH-970を導入した方が良い場合を書きました。すごく使える機種であることはわかっていただけたのではないでしょうか。私も実はお客様のお車に結構使っています。非常に便利です。
一般的なセパレートスピーカー(2way)を使う場合の使い方を書きます。自己責任にてお試し下さい。
※スピーカーを破損する可能性もあります。壊れる壊れないを見極められない方は試さないでください。
この記事を見ていただいて失敗が起きたりなんらか損害が発生してもその一切の責任は負いません。
まず、この機種を車に繋ぐ前にネットワークモードにします。
本体に目立たないようにスイッチがあります。
RCAモードとNWモードのスイッチがありますが、このNWモードのスイッチをONにします。
そして、リアスピーカー端子にツイーターを接続、フロントにミッドバスを繋ぎます。
電源を繋いで起動の準備ができたら初期設定をしてネットワークモードを有効にします。
そうすることでセパレートスピーカー付属のパッシブクロスオーバーを使うことなくDEH-970でクロスオーバー周波数や減衰させるカーブを変更することができるようになります。
ここで注意点
ツイーターのクロスオーバー周波数を低くしすぎたりカーブを緩やかにしすぎるとツイーターの破損に繋がる場合があります。と、いうかミスると一瞬でおしゃかになるので見極められない方は絶対この方法は真似しないで下さい。
2wayでシステムを組むとき、ツイーターの性能次第では低い周波数から鳴らしてみたい衝動に駆られるときってありますよね。
女声ボーカルだけではなく男性ボーカルも前に位置させたい、とか気持ちすごくわかります。
しかも、最近は低クロスタイプのツイーターやセパレートスピーカーは流行っています。高いですけど…
このDEH-970を使って、安価なセパレートスピーカーで低クロスを実現したり、ミッドバスのクロス周波数を変化させたりまた、ミッドバスをフルレンジ運用してみたり等自由自在になります。
クロス周波数を自由にコントロールできれば、システムの完成も近付きます。
付属のネットワークでは到達できないレベルで音を細かく好みに寄せていくことができます。
追いこんだカーオーディオを作る時には付属のネットワークはほぼ使えないものと私は考えています。
正直、使ったことがありません。バイアンプにしたりするときも付属のもので対応していなかったりそもそも車の特性やお客様の好みと掛け離れていたり、粗悪な素子が使われていたりいろいろ問題があります。
なので、このDEH-970の機能は非常に重宝するものです。
車によって特性は違います。システムの構成によっても特性が違います。
ツイーターのクロス周波数はカーブを急にしてみたりで推奨値よりも下げることは可能な場合が多い(見極めて下さい。)ですし、ミッドバスはサイズも大きくないので推奨値よりも上げても分割共振が出ないことも多くあります。
豊かな中域を車で出そうとするならば時にはメーカー推奨値ではどうにもならない場合もあります。
DEH-970のネットワークモード、使ってみて下さい。新たな世界が見えるかも?
もし、上記のシステムにサブウーファーを追加するならばサブウーファーのクロスについても細かく調整ができます。
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