市販のセパレートスピーカーに付属のクロスオーバーネットワーク、ちゃんと見て使った方が良いですよ

車音人

2019年06月20日 00:49

市販のセパレートスピーカー、2wayでシステム作りはカーオーディオを始めるときにまず先にやってみることだと思います。

スピーカーの位置がセパレートしてしまいますので難易度はグッと高まりますが、仕上がりの満足度は高いですよね。セパレートスピーカーの本当の難しさはある程度聴いて耳が慣れて来た頃に、ふと気付くものなので取り付けたばかりの時はなかなかわからないものではありますが、セパレート2wayは「やったぜ!」感は強いと思います。


そのセパレートスピーカーですが、スピーカー本体は見た目も肝心ということで多くのものはしっかりと作られています。フレームなんかはブランドのハイエンドモデルの旧型の金型でそのまま、とかあったりするので外観は立派です。
スピーカーそのものはしっかり作られているのが多いのですが、ネットワークが非常に残念なものが多すぎます。
車音人では付属のネットワークをそのまま使うことはあまりありません。
ケーブルの質にもこだわる人がいるような業界です。そんな業界で、音のフィルターをするネットオフの素子にこだわらないとは、意味がわかりません。

しかし、ネットワークは見てもよくわからないという人がほとんどなのではないでしょうか。
電子部品のコンデンサと、オーディオクオリティのコンデンサを見分けられる人がいますでしょうか。なかなか少ないと思います。
また、回路の構成をみてどのようなシステムになりそうか予測のできる人も少ないはずです。

これは某スピーカーのクロスオーバーネットワークです。
工業製品としての性能は満たしています。スピーカーを破損したり等もないように計算されていると思います。繋げばきちんと2wayスピーカーとして機能するようになっています。


しかし、この画像のものは「使いたくねーなー」と思うものです。明らかにドアとツイーターで音が繋がらないですし、フィルタとしての質も微妙です。


これだったら、ネットワークレスで売ってくれ!と思います。デジタルクロスオーバーの方がマシです。


まず、スピーカーのネットワークに使う素子は全部オーディオクオリティのものでないとだめです。普通のコンデンサとか、マジで音の劣化がありますのでやめといた方がいいです。

特に直列側に入る素子は良いものを使うべきです。音の違いは聴けばわかるとおもいます。


市販のスピーカーは、限られた予算のなかで商品を作り、利益を出す内容で販売するものです。

限られた予算のなかで、費用を削減できるところは「見てもわからないところ」です。
セパレートスピーカーの場合はそれが、「クロスオーバーネットワーク」です。

音への影響がむちゃくちゃでかいので、車音人ではしっかりと使えるか使えないかを見極め、使えないときはクロスオーバーをその場で作ります。お車に合うように設計ができますので自然な鳴りを実現できます。



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