2016年07月10日
ネットワークの作り方
2way以上のスピーカーにはクロスオーバーネットワークというものが付いています。
そのスピーカーに得意な音を鳴らしてもらうため、苦手な帯域をカットするものです。
これはコイルやコンデンサ、抵抗等から作られます。
電子部品ということもありなんとなく難しそうな感じがして、手が出せない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、シンプルなものなら意外と簡単にできてしまいます。しかも、音質向上の効果は非常に高いです。
それでは簡単に始められそうなものということで、純正ツイーターのコンデンサ打ち替えについて解説したいと思います。
純正ツイーターのネットワークの多くは粗悪なコンデンサを直列に繋いだだけのものです。これを外して良質なものにするだけで音質向上できます。
コンデンサを見るときは
耐圧
と
容量
を見ます。
耐圧はまあだいたい100Vくらいに耐えてくれれば問題ありません。容量は3.3μFとか2.2μF等μF(マイクロファラッド)という単位です。数値が小さいほどクロスポイントは高くなります。
容量は、もともと付いていたコンデンサと〔同じ容量〕にします。容量を増やすとクロス周波数が下がってツイーターを焼く可能性があるため、最初はしません。慣れてきたら製造の安全マージンの分を見極めていじったりしてください。
良いコンデンサに替えると音の明瞭さが増します。クリアになるというか、霧が晴れるというか、とにかくよくなります。
コンデンサ 交換 スピーカー
などで検索されると体験者の生の声が見られますので詳しい効果についてはそちらへ。
次にできそうなのはセパレート2wayのスピーカーです。
これをやるときには半田ごての技術が要りますがやってみれば誰でもできます。
基盤からコンデンサを剥がして良いコンデンサを載せるのです。
ある程度のスピーカーからは粗悪なコンデンサが使われているということは少ないですが、オーディオクオリティでないものが付いているのは多くあります。
僕がおすすめしたいのは、セパレート2wayのうちドアをネットワークを通さずアンプからじかに繋いで、ツイーターのみネットワークを通じて鳴らすやつです。
ツイーターは高域しか鳴らしませんし、音もか細いです。なので、ドアに上までならしてもらってツイーターでその歪みを軽減するというやつです。
これもある種のネットワークの設計ですよね。これで音楽性の高い音を鳴らせるようになった方は非常に多いです。
ウーファーのネットワークはコイルで作ります。これも最初はコイルを直列に繋ぐのみにして、慣れてきたら複雑なものにチャレンジしましょう。
基本的には車のドアに普通付けるサイズである13cmとか17cmなら、アンプから直に鳴らして問題ありませんが、3way以上になれば中域が被ってこもりの原因になる場合もありますし、やはり高域は歪みがどうしても出ているため良質なコイルで高域をカットすると良好な結果が生まれやすいです。
コイルの容量はmH(ミリヘンリー)といって、この数値が高いほどクロスポイントは低くなります。
そして、オーディオクオリティのものを使ってください。機械の内部実装用の安いコイルだと熱が出て溶けたりしますし、音が非常に破綻します。ここはケチらず良いものを買いましょう。
必ずしも空芯が良いとは限りません。空芯は過渡特性に優れ高級機はほとんど空芯ですが、巨大な上、巻き数が多いため抵抗が高い場合があります。そしてお値段が高いです。スピーカーより高いなんてザラにあることだったりします。
こんな感じで、コイルやコンデンサを直列に入れるだけで簡単なネットワークはできます。
ケーブルを引き直すより明らかに簡単、費用もかかりません。効果が出る理由も明らかに合理的です。
予算を抑えて音質向上を狙うには、こういったことも試してみてはいかがでしょうか。
車音人が作るカーオーディオは実車にて鳴らしながらこのネットワークをその場で作ります。必要に応じて、上のものより高度なものを作ったり、音質向上の効果を最大化するために実際鳴らしてどうなのか一台一台検証しながらになりますので、ご満足いただけます。
せっかくの夏です。良い音鳴らしてドライブしませんか?
そのスピーカーに得意な音を鳴らしてもらうため、苦手な帯域をカットするものです。
これはコイルやコンデンサ、抵抗等から作られます。
電子部品ということもありなんとなく難しそうな感じがして、手が出せない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、シンプルなものなら意外と簡単にできてしまいます。しかも、音質向上の効果は非常に高いです。
それでは簡単に始められそうなものということで、純正ツイーターのコンデンサ打ち替えについて解説したいと思います。
純正ツイーターのネットワークの多くは粗悪なコンデンサを直列に繋いだだけのものです。これを外して良質なものにするだけで音質向上できます。
コンデンサを見るときは
耐圧
と
容量
を見ます。
耐圧はまあだいたい100Vくらいに耐えてくれれば問題ありません。容量は3.3μFとか2.2μF等μF(マイクロファラッド)という単位です。数値が小さいほどクロスポイントは高くなります。
容量は、もともと付いていたコンデンサと〔同じ容量〕にします。容量を増やすとクロス周波数が下がってツイーターを焼く可能性があるため、最初はしません。慣れてきたら製造の安全マージンの分を見極めていじったりしてください。
良いコンデンサに替えると音の明瞭さが増します。クリアになるというか、霧が晴れるというか、とにかくよくなります。
コンデンサ 交換 スピーカー
などで検索されると体験者の生の声が見られますので詳しい効果についてはそちらへ。
次にできそうなのはセパレート2wayのスピーカーです。
これをやるときには半田ごての技術が要りますがやってみれば誰でもできます。
基盤からコンデンサを剥がして良いコンデンサを載せるのです。
ある程度のスピーカーからは粗悪なコンデンサが使われているということは少ないですが、オーディオクオリティでないものが付いているのは多くあります。
僕がおすすめしたいのは、セパレート2wayのうちドアをネットワークを通さずアンプからじかに繋いで、ツイーターのみネットワークを通じて鳴らすやつです。
ツイーターは高域しか鳴らしませんし、音もか細いです。なので、ドアに上までならしてもらってツイーターでその歪みを軽減するというやつです。
これもある種のネットワークの設計ですよね。これで音楽性の高い音を鳴らせるようになった方は非常に多いです。
ウーファーのネットワークはコイルで作ります。これも最初はコイルを直列に繋ぐのみにして、慣れてきたら複雑なものにチャレンジしましょう。
基本的には車のドアに普通付けるサイズである13cmとか17cmなら、アンプから直に鳴らして問題ありませんが、3way以上になれば中域が被ってこもりの原因になる場合もありますし、やはり高域は歪みがどうしても出ているため良質なコイルで高域をカットすると良好な結果が生まれやすいです。
コイルの容量はmH(ミリヘンリー)といって、この数値が高いほどクロスポイントは低くなります。
そして、オーディオクオリティのものを使ってください。機械の内部実装用の安いコイルだと熱が出て溶けたりしますし、音が非常に破綻します。ここはケチらず良いものを買いましょう。
必ずしも空芯が良いとは限りません。空芯は過渡特性に優れ高級機はほとんど空芯ですが、巨大な上、巻き数が多いため抵抗が高い場合があります。そしてお値段が高いです。スピーカーより高いなんてザラにあることだったりします。
こんな感じで、コイルやコンデンサを直列に入れるだけで簡単なネットワークはできます。
ケーブルを引き直すより明らかに簡単、費用もかかりません。効果が出る理由も明らかに合理的です。
予算を抑えて音質向上を狙うには、こういったことも試してみてはいかがでしょうか。
車音人が作るカーオーディオは実車にて鳴らしながらこのネットワークをその場で作ります。必要に応じて、上のものより高度なものを作ったり、音質向上の効果を最大化するために実際鳴らしてどうなのか一台一台検証しながらになりますので、ご満足いただけます。
せっかくの夏です。良い音鳴らしてドライブしませんか?
Posted by 車音人 at 16:36
│ネットワークについて