2018年05月04日
【HiFi】再現性を高めていく方向のカーオーディオでのスピーカーの選び方
カーオーディオを鳴らそうとするときには、色々と目指す音の質というものがあると思います。
今回は、車音人が特に力を入れている、[HiFi][高再現度][現音忠実性]を求めていくカーオーディオでの、スピーカーユニットの選び方について書いていきたい思います。
対象となる方は、
・DIYでオーディオいじりができる。
・大きな音はとりあえず二の次で良いから、密度の濃い、再現性が高い音をならしたい。
・オーディオいじりには最低限度必要な投資額があることを、経験からわかっている。
こういった方々です。
まず、各スピーカーの振動板の素材を揃えてください。
私は再現性を求めてシステムの構築をするときには
ある程度の費用がかけられるならば、金属コーンをおすすめしています。
アルミが一番安いかな、とは思いますが、ウーファーからツイーターまで全て同じ金属コーンで統一したシステムは、音のまとまりも非常に良いです。細かな能率の差はヘッドユニットで調整できますので、とにかくコーンは統一すべきです。
なぜ、コーンの素材を統一すべきか
音の鳴り方、伝搬の仕方は素材の性質で決まる部分が多いからです。
違う素材でも合わせていくことは可能ですが、統一することでより、簡単かつ高精度に音色に統一感を持たせることができます。
これは、音数が少ないときには分かりにくいですが、ビッグバンドの演奏を聴いたりしたときには差が分かります。
鳴りの生々しさが違うのです。統一感があるから、段違いに良いです。
次に、ストロークで低音を稼ぐタイプのスピーカーは除外してください。
大きな音を求めるときにはストロークで空気をたくさん動かして、というのは正解ですが、再現性、現音忠実性を求めようとするならば、なるべくストロークの幅は小さい方がいいです。
というのも、大きくストロークすると、物理的に音の遅れをどうしたって生じてしまいます。
スピーカーのコーンが前に思いっきり出たら、戻らないといけません。
その時の時間的な遅れはほとんどわずかではありますが、
そのわずかな時間が聴感には大きな差を与えます。
なので、サブウーファーはより大口径のものをシールドエンクロージャーで鳴らすほうが速くスピーカー自体駆動できますし、重低域の再生可能帯域も低く伸ばすことができます。
ミッドウーファーについても、振動板の面積が広くてかつ、コーンが軽いながらにきちんと低域が鳴らせるものを選べばストローク頼りの音とは違う、速い低域を手にしていただけます。
近頃のスピーカーは、アンプがパワフルになっているために、コーンを重くしてストローク幅で低域を稼ぐ物が多いですが、それでは高再現度は望ません。物理的に動きが遅くなるので厳しいです。
スコーカーというか、主にボーカルや弦楽器等、音楽の核となる部分を鳴らすスピーカーについては全くストロークしないくらいの物を選ぶと良い思います。昔の、エッジレススピーカーのようなものだったり、平面スピーカーのようにストロークさせて鳴らすことが物理的にできないものだったり、そういったものだと最高と思います。
次に、ボイスコイルや磁石の力がしっかりと有るものを選びます。
スピーカーがアンプから流される音にしっかりと追従して仕事をしようとするときには、やはり磁力がしっかりしているかどうかは非常に重要です。
磁石の物理的な大きさや種類、ボイスコイルの直径や道程の形状、太さ、このあたりを見ればだいたい分かります。このあたりを書いていないスピーカーはさほど力を入れていないので省いてしまって良いと思います。逆にこのあたりを執拗なほど書いているスピーカーは、恐らく本当に力を入れて作ってあるとおもいますので失敗しにくいものなのではないか?と思います。
力が有るとは言ってもらダブルボイスコイルの物は慎重に選んでください。
やはり、ボイスコイルも工業製品のためにインダクタンスに誤差があります。
恐らく、ボイスコイルのインダクタンスの差までは考慮していない製品がほとんどとおもわれますので、音の統一性をとるのが難しいです。
シングルボイスコイル品であっても駆動力がしっかりしているスピーカーであればむしろその方が良い場合が多いです。
このあたりを注意して選べば失敗しにくい物と思います。
ハイファイなオーディオを目指すなら、製品の精度、こだわりたいところです。
よくわからんけどリアルな音で音楽を聴きたい!というあなた!
まずはメールからご相談ください。あなたのご要望にぴったり合ったご提案を致します。
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対象となる方は、
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・大きな音はとりあえず二の次で良いから、密度の濃い、再現性が高い音をならしたい。
・オーディオいじりには最低限度必要な投資額があることを、経験からわかっている。
こういった方々です。
まず、各スピーカーの振動板の素材を揃えてください。
私は再現性を求めてシステムの構築をするときには
ある程度の費用がかけられるならば、金属コーンをおすすめしています。
アルミが一番安いかな、とは思いますが、ウーファーからツイーターまで全て同じ金属コーンで統一したシステムは、音のまとまりも非常に良いです。細かな能率の差はヘッドユニットで調整できますので、とにかくコーンは統一すべきです。
なぜ、コーンの素材を統一すべきか
音の鳴り方、伝搬の仕方は素材の性質で決まる部分が多いからです。
違う素材でも合わせていくことは可能ですが、統一することでより、簡単かつ高精度に音色に統一感を持たせることができます。
これは、音数が少ないときには分かりにくいですが、ビッグバンドの演奏を聴いたりしたときには差が分かります。
鳴りの生々しさが違うのです。統一感があるから、段違いに良いです。
次に、ストロークで低音を稼ぐタイプのスピーカーは除外してください。
大きな音を求めるときにはストロークで空気をたくさん動かして、というのは正解ですが、再現性、現音忠実性を求めようとするならば、なるべくストロークの幅は小さい方がいいです。
というのも、大きくストロークすると、物理的に音の遅れをどうしたって生じてしまいます。
スピーカーのコーンが前に思いっきり出たら、戻らないといけません。
その時の時間的な遅れはほとんどわずかではありますが、
そのわずかな時間が聴感には大きな差を与えます。
なので、サブウーファーはより大口径のものをシールドエンクロージャーで鳴らすほうが速くスピーカー自体駆動できますし、重低域の再生可能帯域も低く伸ばすことができます。
ミッドウーファーについても、振動板の面積が広くてかつ、コーンが軽いながらにきちんと低域が鳴らせるものを選べばストローク頼りの音とは違う、速い低域を手にしていただけます。
近頃のスピーカーは、アンプがパワフルになっているために、コーンを重くしてストローク幅で低域を稼ぐ物が多いですが、それでは高再現度は望ません。物理的に動きが遅くなるので厳しいです。
スコーカーというか、主にボーカルや弦楽器等、音楽の核となる部分を鳴らすスピーカーについては全くストロークしないくらいの物を選ぶと良い思います。昔の、エッジレススピーカーのようなものだったり、平面スピーカーのようにストロークさせて鳴らすことが物理的にできないものだったり、そういったものだと最高と思います。
次に、ボイスコイルや磁石の力がしっかりと有るものを選びます。
スピーカーがアンプから流される音にしっかりと追従して仕事をしようとするときには、やはり磁力がしっかりしているかどうかは非常に重要です。
磁石の物理的な大きさや種類、ボイスコイルの直径や道程の形状、太さ、このあたりを見ればだいたい分かります。このあたりを書いていないスピーカーはさほど力を入れていないので省いてしまって良いと思います。逆にこのあたりを執拗なほど書いているスピーカーは、恐らく本当に力を入れて作ってあるとおもいますので失敗しにくいものなのではないか?と思います。
力が有るとは言ってもらダブルボイスコイルの物は慎重に選んでください。
やはり、ボイスコイルも工業製品のためにインダクタンスに誤差があります。
恐らく、ボイスコイルのインダクタンスの差までは考慮していない製品がほとんどとおもわれますので、音の統一性をとるのが難しいです。
シングルボイスコイル品であっても駆動力がしっかりしているスピーカーであればむしろその方が良い場合が多いです。
このあたりを注意して選べば失敗しにくい物と思います。
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Posted by 車音人 at 17:15
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