2016年08月27日

パッシブネットワークの安価な作り方

パッシブネットワークの安価な作り方

これは、上級者向け?コンデンサやコイル、抵抗等を使ってパッシブネットワークを作ろうとしている方向けの記事です。意味わかんねーよって方が多いかと思いますので、先に書いておきます。


自分でシステムを構築しようとするならば、デジタルクロスオーバーかパッシブネットワークが不可欠です。デジタルは嫌なんだ!!って方も多いでしょう。私も実はそっち派だったりします。


さて、パッシブネットワークを作るのは非常にお金がかかります。コンデンサ1個5000円、ペアで10000円とかは普通にあることで、しかも合わないと思えばそれは無駄になります。10000円が無駄になります。聴いて買えるものではないので、ネットワークの完成までにはたくさんの費用がかかることでしょう。


そこで提案


-6db/octの素子一発ネットワークにしてみる
もしくは
-12db/octで、直列にはちゃんといいやつを使って並列には安価なものを使う

が良いかもしれません。私は素子一発が基本かつ究極と思いますが多少特性を犠牲にしても出る音を急なカーブで切りたいときには-12db/octも使う機会は多いです。


ツイーターの-12db/octを作る時には、直列に入れるコンデンサで電気の量はかなり減っていますのでそのあとのコイルは機器実装用のコイルとかでイケたりします。ただし、10円20円とかのはノイズが乗るのでちゃんと国産品のものにしてください。TDKとか
そして、磁気を帯びさせないように注意しましょう。そしたら意外と使えちゃったりします。


コイル代が節約できるだけでかなり安く上がると思いますし、それでも直列側をちゃんと良いものを使えば付属のものより綺麗な音色になります。


ドアウーファーのネットワークもやはりコイル一発が良いとは思いますが、ウーファーという特性上急なカーブで切らないと分割共振で、ということもあるでしょう。

そのときの並列側はとりあえずあんまり高くないフィルムコンデンサくらいで手を打ちましょう。ここの並列側はあんまり妥協すると音悪いです。耐圧も高めが良いですね。低域の音成分はパワーかかってますので、耐圧が弱いものだとちょっと危険。


一番やっちゃいけないのは、節約するために種類を抑えて買うこと。これは避けたいです。種類をたくさん揃えて、ちゃんと合うものを鳴らしながら見付けていかなければ良いネットワークはできません。

これはまず、計算通りにはいきません。鳴らしながら決めてくのが一番の近道です。


ネットワークの改造等も承っております。良い素子揃ってますよ。まずはご相談ください。

↓関連記事↓









同じカテゴリー(ネットワークについて)の記事画像
【調整支援音源】カロッツェリアTS-V173SやTS-C1730Sって良く売れましたね。調整支援音源作りました。
【内蔵アンプで】最近のヘッドユニット内蔵アンプ4chでフロント3wayを無理なく作る方法
【調整支援音源あり】ラゲッジにサブウーファーを置いても重低音の前方定位を実現する方法
【運転中に聴く】耳だけで聴けるカーオーディオの話をYoutubeにてやってみようと思います。
【高域が刺さる】カーオーディオの音はどうしてこんなにも高域が耳に付くのか【ツイーターうるさい】
【調整支援音源】フロントにセパレート2wayを組んだ方向け、定位の安定性をチェックできる音声を作りました。
同じカテゴリー(ネットワークについて)の記事
 【調整支援音源】カロッツェリアTS-V173SやTS-C1730Sって良く売れましたね。調整支援音源作りました。 (2021-03-21 23:55)
 【内蔵アンプで】最近のヘッドユニット内蔵アンプ4chでフロント3wayを無理なく作る方法 (2021-03-11 23:59)
 【調整支援音源あり】ラゲッジにサブウーファーを置いても重低音の前方定位を実現する方法 (2021-02-21 02:05)
 【運転中に聴く】耳だけで聴けるカーオーディオの話をYoutubeにてやってみようと思います。 (2021-02-14 14:04)
 【高域が刺さる】カーオーディオの音はどうしてこんなにも高域が耳に付くのか【ツイーターうるさい】 (2021-01-30 01:14)
 【調整支援音源】フロントにセパレート2wayを組んだ方向け、定位の安定性をチェックできる音声を作りました。 (2021-01-28 11:45)